参考書コーナーで遭遇した本、何かがおかしい… 「親の顔より見た」と感動するオタク続出
書店の参考書コーナーで遭遇した書籍、イラストにどこか見覚えが…。00年代を生きたオタクたちからは、感動の声が上がっているのだ。
大人になると、とんと立ち寄らなくなってしまうスポットの1つに「書店の参考書コーナー」が挙げられる。とは言え、誰しも心のどこかで「自分が学生だった頃と、そう変わり映えしないだろう」と高を括っているはず。
現在ツイッター上では、そうした幻想をぶち壊すか如き「インパクトにあふれた参考書」に注目が集まり、激動の2000年代を生きた「古のオタクたち」から、感動の声が相次いでいるのだ…。
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■参考書コーナーで「気が動転した」
今回注目したいのは、ツイッターユーザー・花見川さんが投稿した1件のツイート。
「書店の高校学参のコーナー通ったら『こ、これは00年代初期のエロゲ絵! え、絵師は誰だ!!』と確認したら、樋上いたる氏だった上に、各45万部以上売れていた。俺は気が動転した」と興奮した様子で綴られた文章には1枚の写真が添えられており、書架に並んだ3冊の参考書が確認できる。
確かに「参考書にしてはかわいらしい絵柄」な表紙に目がいくが、果たしてこれほど興奮するような事態だろうか…? と、首を傾げた人もいることだろう。
しかしこちらの絵柄、もとい表紙担当のイラストレーターは、一部界隈の人々を大いに感動させてしまう「神采配」だったのだ。
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■古のオタク「親の顔より見た絵柄」
ツイート本文にもあるように、これらの参考書の表紙イラストを担当した樋上いたる氏は数々のPCゲームの原画を担当しており、中でも恋愛アドベンチャーゲームを原作とした07年のアニメ『CLANNAD -クラナド-』は、PCゲーム未経験な層をも取り込み、現在でも根強い人気を誇る大ヒット作。
00年代を生きた古のオタクの間では「クラナドは人生」なるフレーズが半ば合言葉のようになっており、アニメは未視聴だがこの言葉は聞いたことがある…という人も決して少なくないはずだ。
そうした背景もあってか、件のツイートは投稿から数日で約1.5万件ものRTを叩き出し、他のツイッターユーザーからは「とても見覚えがある絵柄、懐かしい…」「親の顔より見た絵柄」「これもう英才教育だろ」など、称賛の声が相次いでいる。
私も気が動転した
ありがとうございます😊 https://t.co/iz6chEhU6j— ⚡️樋上いたる⚡️FANBOXやってますー! (@hinoueitaru) January 29, 2023
なお、樋上氏本人もこちらのツイートに「私も気が動転した」と引用RTで反応しており、「かなり前に描いたやつなんですけど、まだ売られてるのにビックリしました」とのコメントを寄せていたのだ。
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■発見時の心境は「衝撃でした」
ツイート投稿主・花見川さんは今回話題となった光景を書店の「売れ筋品」コーナーで発見したそうで、当時の心境を「衝撃的でした」と振り返っている。
ちなみにツイート本文には「各45万部以上売れていた。俺は気が動転した」と綴られているが、帯によると「シリーズ累計」の販売部数とのことなので、花見川さんがいかに動揺していたかが窺えるというもの。
そこで今回は、世のオタクたちに「あの頃」を思い出させてくれた参考書の正体を探るべく、同シリーズを刊行する「KADOKAWA」に詳しい話を聞いてみることに。
二つ返事で取材に応じてくれたKADOKAWAだが、取材現場には予想だにしなかった驚きの人物が現れたのだ…。