『ホグワーツ・レガシー』で村人の会話を盗み聞きしたところ… 魔法界の「就職難」が発覚
『ホグワーツ・レガシー』でホグズミード村の村人の会話を盗み聞きしてみたところ…。
WB Gamesから発売された『ホグワーツ・レガシー』は、その作り込みの凄さが話題に。今回記者が、ゲーム内のホグズミード村の住民の会話を盗み聞きしてみたところ、魔法界における「就職難」が判明した。
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■ホグズミードの村人の井戸端会議
『ホグワーツ・レガシー』では、作品のメイン舞台となるホグワーツ魔法魔術学校だけでなく、周辺村落の作り込みも凄まじい。特に、原作でも登場するホグズミード村には様々な店やその付近に住んでいると思われる村人も多数登場する。
中でもホグズミード村の村人の作り込みがとてつもなく、本当に生きているのでは? と感じるレベル。記者が村人数人にストーカーして動向を確認してみると、一定時間ごとに移動し、グループを作って井戸端会議をしていることが判明。
そこから約2時間ほど井戸端会議を盗み聞きしてみたところ、テーマに沿って用意されたセリフ群を数人のグループで喋ることによってまるで会話しているように見え、「RPGあるある」の同じ話しかしない村人のように見えなくなるように工夫されていることがわかった。
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■魔法界の「就職事情」
中でも記者の興味を引いた会話のテーマが「魔法界の就職状況」だ。村人の中には、「呪い」の影響で力仕事ができない人もいる模様。また、魔法省へ応募した人もいたようだ。
同世界観で登場する職業は基本的にかなり限られているのだが、大きく分けると魔法省関連か商業関連が多いだろう。商業関連でいえば、ロン・ウィーズリーの兄のフレッド・ウィーズリーとジョージ・ウィーズリーがいたずら専門店ウィーズリー・ウィザード・ウィーズを設立していた。
魔法省は現実でいうところのお役所仕事であるため、かなりお堅い仕事だと思われる。ロンの父であるアーサー・ウィーズリーはマグル製品不正使用取締局の局長として働いていた。
また、ホグワーツほどの広さであれば清掃業や生徒の食事を用意する仕事があったりするのかと思ったのだが、どうやらこれらは魔法で箒が勝手に掃除していたり、屋敷しもべ妖精の仕事となっている模様。一部の仕事は魔法や屋敷しもべ妖精がやってしまうため、もしかしたら現実に比べて定職に就くのが難しいのかもしれない。
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■テスト至上主義に悩む人も
また、作中でも説明されているのだが、同世界観は学歴至上主義ならぬ「テスト至上主義」。ホグワーツの7年生が受ける試験である「N.E.W.T」の結果によって、就職できる職業が限られてくるようだ。
ホグズミード村での盗み聞きでも「学生時代に真面目に勉強すればよかった」と嘆く人や、成績は良かったようで「やりたいことを追求できる機会はあった」と語る人も。
ちなみに、魔法省勤めの中でもエリートである「闇払い」になるには「N.E.W.T試験に少なくとも5科目以上パスすることが必要」とかなり条件が厳しい模様。しかし、ハリー・ポッターは闇払いのキングズリー・シャックルボルトの勧誘によって「N.E.W.T」試験なしで闇払いに就職しており、かなり優遇されていることがわかる。
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■ハリーは金持ち?
現実でも「ひと山当ててやろう!」と考えている人がいると思うが、それは魔法界でも同じのよう。「生きるのに必須の魔法薬が開発できたら一生安泰なのにね」と漏らすホグズミード村の村人も発見した。
ちなみに、ハリーの先祖である「スティンチコームのリンフレッド」という人物は魔法薬学者の先駆的存在。ハリーの祖父に当たるフリーモント・ポッターは「スリーク・イージーの直毛薬」を発明しており、ポッター家はひと山どころかふた山さん山当てていたため『ハリー・ポッターと賢者の石』でハリーがグリンゴッツ魔法銀行に行った際に大量の資産が残されていたのだ。
魔法界では、ハリーやその仲間たちのように英雄気質の人物らは比較的恵まれた生活を送っているようだが、一般民からすると完全に学生時代の成績次第で就職先が絞られ、魔法や屋敷しもべ妖精らに仕事を取られてしまうため、「就職難」に追い込まれている…という厳しい世界なのかもしれない。
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(取材・文/Sirabee 編集部・北田力也)