杉村太蔵、オフレコ取材のあり方をめぐり共演者と激論 「おかしいでしょ」
マスメディアのオフレコ取材をめぐり、共演者の読売テレビ解説委員長・高岡達之氏と意見が対立した杉村太蔵が…。
18日放送の『今田耕司のネタバレMTG』(読売テレビ)に、薄口政治評論家の杉村太蔵が出演。報道に関する“オフレコ”のしきたりをめぐり、共演者と激論になった。
■オフレコ破りの是非
発端となったのは、性的マイノリティや同性婚への差別発言で更迭された、荒井勝喜元首相秘書官の話題だった。
荒井元秘書官は性的マイノリティや同性婚に関し「見るのも嫌だ」「隣に住んでいたら嫌だ」などと発言して更迭されたが、これがオフレコ取材での発言だったとして、ネット上ではメディアへの疑問も浮上。
番組がこの議論を紹介すると、読売テレビ解説委員長の高岡達之氏は「それはおかしいんじゃないか」などとスクープした側にも疑義があるとした。
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■杉村は「書くに値する」
高岡氏は、その場で記者が問題視したのではなく、上司や上層部に報告し、会社の決定としてオフレコを破ったことを疑問視。「それは立場によったら書くことが非難されても仕方がない」などと述べ、その後も問題点を説明していく。
だが、杉村はこれらに「書いて立派だと思うな。国民の知る権利を担保してる」とポツリ。続けて、「これはあまりにも発言がひどすぎるから、報道してよかったと思う」「これは充分書くに値するし、誰も同情しない」などと反論し始めた。
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■意見がぶつかり…
すると、高岡氏は「そうだったら、どうしてその場で言わないのって」などと反論したが、杉村は「何の遠慮もいらない」「それがメディアの仕事」などと譲らず。
「議員同士だったり、官僚同士だったり、政策を作る人同士だったらまだ『これは外に出せない』って議論はありますよ」「記者に対しては、書いてほしくないことは絶対しゃべるな」と続けたが、高岡氏は「記者相手だからバンバン書いていいって言ったら、誰も政治家は会わなくなりますよ」と再び反論する。
高岡氏はさらに「空気感を伝えるオフレコだってあるわけです」などと語ったが、杉村は「私はそんな訳のわからない記事はいらない」と一刀両断した。
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■互いに声を荒らげる
その後も2人は意見をぶつけ、杉村は「今この時代に、LGBTQの方を見るのも嫌だ、隣りにいるのも嫌だって、そんな人間が日本の国家権力の中枢にいるということを知った記者がね、書かないなんておかしいでしょ!」と、顔を紅潮させながら熱弁。
高岡氏もこれに「だったら何でその場で言わないんですかって!」と声を荒らげ、杉村が「言う必要ないじゃない!」と叫び、高岡氏が「書くななんて一言も言ってないですよ!」と弁を振るう激論が交わされていった。
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(文/Sirabee 編集部・玉山諒太)