BreakingDownいわち、「反則」とネットで猛批判された行為について本音明かす
「ブレイキングダウン7」で勝利を収めた女子格闘家いわち。対戦相手・木村美玲のダウンシーンについて正直な思いを語った。
BreakingDown7(ブレイキングダウン、19日開催)に出場し勝利を収めた極真ジュニア世界女王のいわちが22日、YouTubeに最新動画を投稿。膝をついた対戦相手への打撃が「反則ではないか」と一部で物議を醸している件に言及し、「判断するのはレフェリーであり見ている人だから、止まってないならいくしかない」と当時の心境を明かした。
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■判定でいわちが勝利
第22試合(スーパーアトム級ワンマッチ49kg以下)で元極真世界8位の木村美玲と対戦したいわち。極真女子同士の対決とあり、試合は両選手の気迫あふれる激しいパンチと蹴りの打ち合いとなった。
1ラウンドでは決着がつかず、延長ラウンドの末、5-0の判定でいわちが勝利。ファンの注目を集めたのはその延長ラウンド35秒過ぎで、スリップするような形で膝を着いた木村の顔面にいわちがパンチを連打したシーンだ。
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■レフェリーはダウン判定
パンチ後、レフェリーはスリップではなくダウンと判断し、膝をつく木村に対してカウントを開始。実況の田中大貴アナは「あ…え、ダウン取られてますね…!」と思わず声を上げ、解説陣も「膝ついてましたけど…」「いまの(ジャッジ)いいのかな…?」と驚くような反応を見せた。
そのダウンが尾を引く形で木村は敗北。試合配信後、ネットでは「反則でしょ」「納得いかない」といわちを批判する声のほか、「いわち選手は悪くない」「レフェリーミス」と物議を醸すことになった。
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■激しすぎる打撃戦ゆえ…
それを受け、当時の状況を「BreakingDown7 反則と言われている件について」とタイトル付けした動画で説明したいわち。
「自分の目線よりちょっと下だったので屈んでいるのか、効いているのか自分でもわからなかった」と困惑した当時の胸の内を明かし、「(試合が)止まってないならいくしかない。そう思って私は攻撃を続けました。その後ダウンとなったので、『周りから見てダウンだったんだ』と…」と、あくまでレフェリーの判断に従ったと説明。
さらに「(試合動画を翌日スローで見返して)あれは効いて倒れたんじゃなくて、スリップだったんだって思っています」と、その後の考察についても中立な視点で語っている。
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■木村は「いわち選手に感謝」
試合中、木村の膝サポーターが外れてしまった際にはレフェリーのストップ前に打撃を止めるなど、対戦相手を気遣う一面も見せていたいわち。
一方の木村は、21日にアップしたYouTube動画にて「戦って下さったいわち選手に感謝します」とリスペクトを込めた上で、「リベンジしたい気持ちはありますけど、できるならブレイキングダウンだけではなく、どこかでスパーリングできたら良いなと思っています」と明かすインタビューシーンを挿入していた。
ダウンシーンについては、スリップという認識だったことを明かしつつ、「でも勝敗には関係無いっすよね」「最後はちょっと気持ちで負けちゃったな」と格闘家として清々しいコメント。ネット上の一部意見とは違い、拳を交えた二人の間に遺恨は残っていないようだ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤)