吉岡里帆 × 安田顕が『神の手』で初タッグ 出版業界が舞台の本格ミステリー
原作は望月諒子氏の同名小説『神の手』。木部美智子シリー ズの第一弾でもある記念碑的作品。
■「重要な役柄を与えていただき…」
吉岡と初共演となる安田からのコメントは下記の通り。
安田:読み応えのある脚本で、事件の顛末は一体どうなるのだろうと、惹き込まれながら読み進めました。重要な役柄を与えていただき、ありがとうございます。
吉岡里帆さんはじめ、キャストの皆さま、撮影現場の皆さまにお会いできるのが楽しみです。幅広い世代に楽しんでいただけるミステリー、サスペンスドラマです。ご期待ください。
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■「感慨深い思いがいたします」
『神の手』原作者の望月諒子氏からもコメントが。
望月:このたびわたしのデビュー作をドラマにしていただくことになり、たいへん光栄です。記者木部美智子の本シリーズも六作になりますが、その第一作目であるこの作品は電子文庫でのスタートでした。それが20年余の時を経てテレビドラマになることに感慨深い思いがいたします。
「深淵を見つめるときは、深淵もまたこちらを見つめている」と、ニーチェの言葉を借りて解説に書いていただいたような「得体の知れない熱」を持つ作品は、いまでは到底書けないだろうと思います。この作品に光を当てて下さいました関係者皆様に深く感謝いたします。
最後になりましたが、豪華な役者の方々に小説世界を再現されますのを大変楽しみにしています。どうぞみなさまに楽しんでいただけますように。
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■『神の手』あらすじ
「新世紀文学賞」授賞式に出席したジャーナリスト・木部美智子(吉岡)は、「週刊フロンティア」編集長・真鍋竹次郎から、受賞作の本郷素子『花の人』に盗作疑惑があると聞く。
だが美智子は、そんな噂よりも素子を見て冷たい笑いを浮かべる「新文芸」編集長・三村幸造(安田)が気になっていた。
翌日、担当編集者の中川春樹と打ち合わせ中、美智子は真鍋に盗作の取材を依頼されるが、3年前に起きた「静岡児童連続誘拐事件」の件で忙しいと拒否する。いまだ1人の子供が行方不明のまま未解決の事件で、美智子は今も真相を追い続けていた…。
一方、三村のもとには静岡の心療内科医・広瀬達也から不可解な問い合わせが来ていた。患者の高岡真紀が「自分は小説家で三村をよく知っている」と言い始めたという。三村にまったく覚えはなかったが、ペンネームを聞いて愕然とする…。
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(文/Sirabee 編集部・ホンマみつる)