半年後のマスク着用、5割が「今と変わらない」 3月13日からは「個人の判断」だが…
感染症法上の分類が「5類」に引き下げられることに伴い、マスク着用の指針にも変化が…。実態は変わっていくのだろうか。
世界的な感染拡大から3年が経過した新型コロナウイルス。日本でも、5月9日から、感染症法上の分類が「2類相当」から季節性インフルエンザなどと同じ「5類」となることが決定した。
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■3月13日からは「個人の判断」
分類引き下げに伴い、これまで多くの場所において事実上強制されていたマスクの着用についても変化が。政府は3月13日以降、マスク着用については「個人の判断」との指針を発表している。
コロナ禍のなかにおいても海外からの映像を見ると、サッカー・カタールW杯会場のような屋外だけでなく、英・エリザベス2世女王の告別式や米アカデミー賞授賞式のような屋内においても、すでにマスクを着けている人はほぼ見られない。
日本人が世界の中で特異的にマスクが大好きなのか、はたまた同調圧力が強烈なのか。半年後、マスク着用のあり方はどのように変化しているだろうか。世間の予測を聞いてみた。
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■5割は「半年後も変わらない」
Sirabee編集部が、全国10〜60代男女905名を対象に調査したところ、全体の49.2%は「今とマスク着用の頻度は変わらないと思う」と回答。政府がいう「個人の判断」は着用の緩和を意図したものと受け止められるが、世間にはあまり届いていないようだ。
「着用する場面が減ると思う」と答えた人は42.7%。「着用していないと思う」という回答は8.1%だった。「変わらない」と「減る・なくなる」はほぼ五分五分で分かれる結果となった。
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■高齢者ほど「半年後は外す」
マスク着用の頻度が減る、もしくは着用しなくなると考える人を世代別で見てみると興味深い傾向も。
重症化リスクが低いとされる若い世代ほどマスクを外すことを望んでいるかと思われるが、実際には逆。10〜20代で「着用していない派」はわずか3.4%。半年後に着用していないと予想する人は、むしろ60代で最も高く13.2%だった。
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女905名(有効回答数)