喫煙者男性、喫茶店で味わった”生きづらさ”を告白 「女性2人から睨まれて…」

屋内、屋外共に「禁煙」の文言が掲げられた看板を目にすることが多い。喫煙者は生きづらさを感じているようで…。

2023/03/03 04:15

喫煙所

ここ数年、屋内はもちろん、屋外でも「禁煙」の文字を頻繁に目にする。タバコを吸える場所が激減した結果、探し回った末にようやく一服できる…というケースもしばしば。

ようやくたどり着いた場所でも苦労があるようで…。

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■「禁煙社会」になったきっかけ

「禁煙社会」を促進する1つのきっかけになったのは、2020年4月に全面施行された健康増進法。望まない受動喫煙の防止を図るため、多くの人が利用する施設で一定の場所を除き、喫煙が禁止になったのだ。

その結果、飲食店やコンビニなど様々な施設で原則屋内禁煙に。最近は、屋外でも禁煙の場所が増えている。喫煙者にとっては、少々生きづらい時代になったのではないか。


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■「外で待っていた人に怒られた」

仕事で様々な場所を訪れる30代喫煙者男性は、「禁煙社会」の苦労をため息交じりに話す。

「最近は、事前に屋外・屋内共にどこでタバコが吸えるか調べてから行くようにしています。特に、駅前に指定の喫煙所があるかは必ずチェックします。把握しておかないと、現地に着いてから路頭に迷いますからね(笑)」(30代喫煙者男性)。

喫煙所

屋内、屋外共に、最近は感染対策で人数制限が設けられているところが多い。混雑時には喫煙所の前に列ができるという。

「あまりゆっくり吸えなくなりました。以前、数名しか入れない喫煙所でスマホをいじりながら吸っていたところ、外で待っていた年配の男性に『早くしろよ!』と怒られてしまって…。それ以来、外で待つ人の目が必要以上に気になりますね」(前出・30代喫煙者男性)。


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■吸える場所でも苦労

屋内では、全面禁煙もしくは喫煙席と禁煙席で分かれているのが一般的。ただ一部、分煙化されていない店舗もある。そうした場所では気兼ねなく一服…といかないようだ。

40代の喫煙者男性が語る。「昔ながらの喫茶店で、今の時代には珍しくどの席でも自由にタバコを吸うことができました。でも、私が吸い始めたら、近くに座っていた2人組の女性客に迷惑そうに睨まれてしまい…。そのうち、大きく咳払いされたので、居づらくなってお店を出ましたよ」(40代喫煙者男性)。

禁煙の場所で吸っていたのならまだしも、喫煙可能な場所で吸って冷ややかな視線を浴びてしまうのは、同情できる。


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■「全然落ち着かない」

前出の40代喫煙者男性は、昔に比べて居心地が悪く感じることが増えたと話す。

「以前は、喫煙所でコーヒーを飲んだり、スマホをいじりながらゆっくり過ごすことができました。そういう喫煙所独特のリラックスした雰囲気が好きだったのですが…。最近は狭いスペースに追いやられて、喫煙できる場所で吸っても白い目を向けられるので全然落ち着きません」(前出・40代男性)。

健康増進法が全面施行されて3年が経とうとしている。きちんとルールを守っている喫煙者まで”生きづらさ”を感じないようになってほしいが…。

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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人

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