いよいよ迫る3・13からマスク着用「個人の判断」 中高年女性には不安派も
3月13日からマスク着用は屋内外とも「個人の判断が基本」に。方針変更を不安に感じる割合は…。
世界的な感染拡大が始まってから、4年目を迎えつつあるコロナ禍。
5月からは新型コロナウイルスの感染症法上の分類が「2類相当」から季節性インフルエンザなどと同じ5類に引き下げられることに伴い、マスク着用についても3月13日からは屋内外ともに「個人の判断が基本」となる。
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■13日から脱マスク予定は5割
Sirabee編集部が3月3〜6日にかけて、全国10〜60代男女1,000名を対象に調査したところ、13日から屋内・屋外いずれかを含めて脱マスクしようと考えている人の割合は、48.0%。過半数は13日以降もマスク着用を続けるつもりのようだ。
約半分は外さない、ということは、同調圧力や突然の変化への戸惑い、またウイルス感染への不安などが影響しているのではないだろうか。実際、「個人の判断が基本」となることに不安を覚えている人はどれくらい存在するのだろうか。
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■4割強は「不安」
Sirabee編集部が、3月3〜6日にかけて全国10〜60代男女1,000名を対象に調査したところ、全体の42.3%が「マスク着用が個人の判断になることが不安」と回答した。
同時調査で、およそ5割が13日以降もマスク着用を続けると答えたことと照らし合わせると、納得できる数字だ。
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■女性に目立つ不安派
脱マスクについては、開放感を覚えている人もいるはずだ。不安派が4割にとどまったのもその証のひとつと見られるが、不安を感じているのは、どんな人たちなのだろうか。男女・年代別で見ると興味深い傾向が…。
不安と感じている人の割合は、すべての世代で女性が男性を大きく上回る。とくに中高年女性は不安派が多いようで、40代と60代女性では過半数となっている。
一方、重症化リスクが低いせいか若年男性では不安派が少ないようで、最も低い30代男性では25.6%にとどまった。
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)