WBCで“サイン盗み”疑う投稿が物議 「大谷が気づいた」「失礼」さまざまな声
WBCの日本代表と中国代表の試合で、一部からの「サイン盗み」を疑う声が物議に。「失礼すぎる」「悲しい」と嘆く人も。
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で9日に行われた野球日本代表・侍ジャパンと中国代表の試合をめぐり、SNS上で一部の人から「サイン盗み」があったのではとの声があがり、ファンの間で物議をかもしている。
■映像を見て「サイン盗み?」
9日の試合では、先発登板した大谷翔平選手に続く2番手として戸郷翔征投手が登板。6回には中国のリャン・ペイ選手がホームランを打ったほか、7回には真砂勇介選手が2塁打を放った。
ベンチから声援を送っていた大谷選手が、清水雅治コーチに話しかける様子を見た一部のファンが、「戸郷の投球、サイン盗みされていたのかな…大谷君がそれに気づいたのか?」と映像を添えてツイートした。
これが発端となり、ツイッター上では「サイン盗み」のワードがトレンド入りするなど話題となった。
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■現在は禁止行為
サイン盗みは、相手チームの捕手が投手に出したサインや、コーチが走者に出したサインを盗み見て味方チームに伝達する行為。
バッテリーと打者の読み合いという野球の魅力が薄れることや、サインが複雑化して試合時間が伸びてしまうといった影響もあることから、現在では禁じられている。
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■「言いがかり過ぎる」の声
試合は8−1で日本が勝利。試合後、とくに日本代表側が抗議をすることもなく、インタビューでは大谷選手が中国代表を称えてリスペクトを示していた。
試合中に何らかの問題があったとはみられず、ファンからも「あれだけで判断はあまりにも早計じゃないかな」「いくら何でもサイン盗みは言いがかり過ぎる」「日本チームがどうこう言ってない時点でこの問題は終わり」と反論が集まった。
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■「失礼」「悲しい」嘆く人も
また、「ホームラン打たれた打席はストレート5球続けてるんだが…」「サイン盗みというよりフォームのクセを見破られてることを疑っているように見える」といった指摘も寄せられ、「ホームラン打った中国のバッターと真砂ほめようや」との声も。
さらに、「中国代表に失礼すぎるでしょ」「相手に対する敬意が欠けた発言が日本人から出たら悲しい」「どんな試合の後でもサイン盗みや何やと騒ぐ人出てくるけど、勝っても負けてもしらけるからやめてほしい」と嘆く人も見受けられた。
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(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)