いたずら動画が投稿された飲食店 女性の4割が「心配で利用したくない」
回転寿司チェーンなどで次々と起きている「いたずら動画」投稿。世間は店を応援したくなるのか、足が遠のくのか、調べてみたら…。
回転寿司チェーンなど、身近なファストフード店で次々と起きている「いたずら動画」による被害。
醤油差しに口をつけて醤油を飲む、レーンに回る皿から手づかみで寿司だけ取って食べる、回っている寿司にアルコールスプレーを吹きかける、など食べ物に対して想像を絶するような行為が行われ、SNSなどにアップされた動画が拡散した。
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■AIを活用する店も
いたずら動画の投稿者からは逮捕者も出ており、運営企業も厳しい対処をする方針を発表している。また、回転寿司チェーン大手・くら寿司は、AIカメラを活用したいたずら監視システムを早速導入。Sirabee編集部もその先進的な仕組みを取材している。
SNSなどでは、被害を受けた企業に対して同情や励ましの声も見られる一方で、口に入れるものだけに不安を覚える人も少なくない。実態は、どうなっているのだろうか。
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■3割は「利用したくない」
Sirabee編集部が、3月3〜6日にかけて全国10〜60代男女1,000名を対象に調査したところ、いたずら動画が投稿された飲食店について、「応援のためにもっと利用したい」と答えた人は15.5%。
一方、「安全性が心配であまり利用したくない」という声が34.8%。「とくに変化なし」が最も多く、49.7%だった。
いたずら動画に影響を受けない人も少なくないものの、応援消費で客が増える可能性よりは、足が遠のく人のほうが多いという実態。単なるいたずらでは済まない影響の大きさがうかがえる。
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■女性の嫌悪感が目立つ
男女別で見てみると、食品という特性のせいか、とくに女性の目線は厳しいようだ。女性では、「安全性が心配であまり利用したくない」という人が40.2%に及び、男性より11ポイントも多い。
一方、応援のために積極的に利用したいという人は、男性が女性を2ポイント上回った。
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)