WBCチェコ代表のスポーツマンシップに称賛 先発投手の投球術に驚きも
WBCチェコ代表の紳士的対応に称賛の声。先発投手の投球に往年の名投手を思い出す人も。
11日に行われたWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)チェコ代表の投手やスポーツマンシップに称賛の声が上がっている。
■日本の圧勝が予想されるも…
日本の圧勝が予想されていた11日の日本対チェコ戦。日本の先発は千葉ロッテマリーンズで昨年完全試合を達成した佐々木朗希投手で「完封するのではないか」という見方も多かった。
ところが初回にマレク・フルプ選手が2塁打を放つと、続くマルティン・チェルベンカ選手のショートゴロを中野拓夢選手が一塁へ悪送球し、チェコが先制点を上げた。
関連記事:松坂大輔氏、WBC日本の対戦相手を心配 「右側で守ってる選手ですよね」
■サトリア投手が連続三振
侍ジャパン打線に立ちはだかったのが、チェコ先発のオンジェイ・サトリア投手。
本業は電気技師という同投手はスピードはないものの鋭く落ちるチェンジアップを武器に1回裏、メジャーリーガーのラーズ・ヌートバー選手を三振に取る。
さらに今季推定7年50億の巨大契約でホークス入りした近藤健介選手も見逃し三振。続く大谷翔平選手も一塁ゴロに抑えた。
関連記事:3時のヒロイン・かなで、WBCチェコ戦を現地観戦 「ライブ以外で…」
■強打者からも三振を奪う
2回もサトリア投手は最高球速127キロながら、正確なコントロールとチェンジアップを武器に好投。昨年のセ・リーグ三冠王村上宗隆選手と大谷翔平選手から三振を奪う。
日本のネット上では「チェコのピッチャーすごい」「阪神にほしい」などの驚きが。また、オールドファンからは、1980年代後半から90年代に遅いボールを駆使して176勝した星野伸之氏を思い出す声も。
Twitterで「チェコのピッチャー」や「星野伸之」のワードがトレンド入りした。
関連記事:大谷選手への“故意死球”発言に怒りの声 「軽はずみ」「MLBまで敵に回す」
■スポーツマンシップに称賛
結局吉田正尚選手の逆転タイムリーをきっかけに日本が底力を見せ、勝利する。
試合終了後、チェコ代表は全員がベンチを出て、日本代表に向けて拍手を送り、勝利を称える。紳士的な対応に、東京ドームに詰めかけた多くのファンから、チェコ代表に拍手が送られた。
チェコ代表の姿にネット上では「スポーツマンシップが素晴らしい」「応援したくなった」などの称賛の声が寄せられていた。
・合わせて読みたい→大谷選手への“故意死球”発言に怒りの声 「軽はずみ」「MLBまで敵に回す」
(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治)