13日からの「マスク解禁」は医療崩壊につながる? 8割以上の予想は…
13日からマスク着用は「個人の判断が基本」に。岸田文雄首相自らノーマスク姿を披露したが、街中はまだマスク姿が多く…。
コロナ禍が始まってから4年目に入り、いよいよ13日から屋内外とも「個人の判断が基本」となったマスク着用。5月9日からは、新型コロナウイルスの感染症法上の分類が「2類相当」から5類に引き下げられる措置を先取りしたものだ。
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■13日もマスク着用がほとんど
Sirabee編集部が3月上旬に実施した調査では、48.0%の人が屋内外いずれかを含めて「脱マスクする予定」と回答。また、25.2%が、脱マスクが進む海外と比較してマスク姿だらけの日本の状況は「馬鹿馬鹿しい」と回答していた。
しかし実際、13日の街中や公共交通機関では、体感として9割以上の人がいまだマスクを着けたままだったようだ。こうした光景は、テレビの街頭取材などでもたびたび報じられた。
これは、新規感染者数の増加やそれに伴う医療崩壊などを危惧した行動なのだろうか。
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■新規感染は「増える」予想が多数
Sirabee編集部は、3月3〜6日にかけて全国10〜60代男女1,000名を対象に、13日の「マスク解禁」以降、新型コロナウイルスの新規感染者数がどうなると思うか調査を実施した。
その結果、「変わらない」と答えた人が35.5%。「新規感染者数は増えるが医療崩壊はしない」との回答が最も多く、49.2%。「新規感染者数が激増し医療崩壊すると思う」との答えは15.3%だった。
ワクチン接種も進んだせいか、マスク着用率が下がったとしても医療崩壊まで怖れる人はかなり少ないようだ。
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■独身男性は楽観的か
なお、13日以降も新規感染者数は「変わらない」と答えた人は独身男性で最も多く40.8%。一方、独身女性で最も少なく28.8%だった。医療崩壊を危惧する声はいずれも低く1割台にとどまっている。
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)