「食用コオロギ」は著名人も巻き込んで炎上 昆虫食経験者はとくに女性に少なく…

学校給食への試験導入が話題となり、炎上した食用コオロギ問題。実際に昆虫を食べた経験者は…。

2023/03/16 05:30


昆虫食

学校給食への「食用コオロギ」の試験採用やコオロギパウダーを使った食品を製造するメーカーへの抗議などで話題となった昆虫食。中川翔子やホリエモンなど、芸能人・著名人も巻き込んで注目を集めている。


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■イナゴの佃煮は一般的

食用コオロギについては、いわゆる「炎上」に近い状況で、ネガティブな印象を抱く人が多いようだ。しかし、世界各国だけでなく、日本にも古くから昆虫を食べる食文化が存在する。

とくに国内の広い地域で食べられてきたのはイナゴで、佃煮や甘露煮などで食べられる。味はエビに似ていて香ばしい。稲作が盛んな日本では、田んぼの害虫であるイナゴが多く獲れるため、たんぱく源として活用されたのだろう。


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■蜂の子やセミも

岐阜県では「へぼ」、長野県では「すがれ」と呼ばれるクロスズメバチは、蜂の子がコクがあるナッツのようで人気だが、成虫や蛹も美味しい。

また、近年ではセミを食べる文化がある中国から入国した人が、公園などでセミの幼虫を乱獲することも問題になるほど。つまり昆虫食は、SDGsに乗っかった一時のブームとは言えない。では、実際どれくらいの人が昆虫食を経験しているのだろうか。


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■昆虫食経験者は2割以下

Sirabee編集部が、3月3〜6日にかけて全国10〜60代男女1,000名を対象に調査したところ、昆虫を食べた経験がある人の割合は15.6%。2割を下回り、かなり限られていることがわかった。

現代では、イナゴを食べる習慣や地域も少なくなり、やはり昆虫食とは距離がある人が大半のようだ。

昆虫食


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■独身女性では1割にとどまる

男女別では、やはり女性の忌避感が強いようだ。男性は20.1%が昆虫食を経験しているのに対して、女性は11.3%。また既婚者のほうが経験者が多い。最も多い既婚男性では20.7%、一方、独身女性では10.6%にとどまっている。

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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2023年3月3日~3月6日
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)
昆虫食ホリエモン中川翔子
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