中華の鉄人・陳建一さん「自宅で作る麻婆豆腐」が最高 これはガチでハマる
「中華の鉄人」でおなじみの陳建一さんの「家庭で作る麻婆豆腐」を実践。ちょっとこれ、おいしすぎる…。
『料理の鉄人』(フジテレビ系)の“中華の鉄人”として活躍した料理人・陳建一(本名・東建一)さんが間質性肺炎のため亡くなっていたことが14日、四川飯店グループから公表された。
陳さんの代名詞といえば「麻婆豆腐」。訃報を受けて麻婆豆腐を食べたくなった人は多いことだろう。公益社団法人日本中国料理協会のYouTubeチャンネルでは、陳さんが実際に自宅で作っている麻婆豆腐の動画が公開されているため、そのレシピをもとに作ることにした。
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■店の麻婆豆腐との違いは「山椒」
材料は、絹ごし豆腐300g(写真は木綿になっているが後に差し替え)、豚ひき肉100g、刻んだねぎ10cm分、豆板醤大さじ1、甜麺醤大さじ1、おろしにんにく小さじ1、ラー油小さじ1、中華調味料やうま味調味料、醤油大さじ1、オイスターソース小さじ1/3、酒適量、こしょう、片栗粉、豆鼓20粒。
山椒が入っていないため、シビレがなく非常に食べやすい麻婆豆腐だという。
豆腐は一口大に切り、豆板醤、甜麺醤、おろしにんにく、ラー油を混ぜて合わせ調味料を作っておく。
サラダ油大さじ2を入れ、豚ひき肉をおたまの丸い部分で潰すように炒めて「パチパチ」と跳ねる音がしたら、一度火を止めてサラダ油大さじ1入れて、合わせ調味料を加えて火をつけてよく炒める。豚ひき肉全体に調味料がきれいに絡まるようにしっかりと炒めていこう。
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■豆腐はそのまま入れず茹でる
豚ひき肉を炒めたら水1カップ(200cc)を入れて火を止めて豆鼓を入れてしばらく置いておく。こうすることで豆鼓の香りが全体に広がっていくという。
次に沸騰したお湯に塩ひとつまみ入れて「舐めてちょうどいい塩分」にしたら絹ごし豆腐を茹でる。茹でることで豆腐に弾力が出て崩れにくくなり、さらに熱々の状態で食べることができ、陳さんいわく「大事なポイント」とのこと。グツグツと豆腐が踊りをするようになったら引き上げるタイミングだ。
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■完成はもうすぐ
フライパンに豆腐を入れて水分を少し調整。中華調味料少々、こしょう少々、オイスターソース、醤油、うま味調味料を入れて味付けしたら、ねぎのみじん切りを加えて水溶き片栗粉でとろみを付けていこう。水溶き片栗粉を入れる際には一度火を止めておくとダマになりづらい。
また、かき混ぜる際にはおたまの丸い部分で押すようにすると豆腐が崩れにくいぞ。そして2度目の水溶き片栗粉少々を入れて混ぜ、グツグツとなるまで片栗粉に火を通し、ラー油大さじ1を回しかけて香り付けし、最後にサラダ油を少しだけ入れたら…
陳さんが実際に自宅で作っている麻婆豆腐の完成だ。
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■食べやすくて白米に合う!
シビレがないぶん刺激はそこまで強くないがうまい! 豆鼓を入れているのでコクが強く、とにかくご飯が進む進む。店で食べる麻婆豆腐とはまた違った良さで、家庭で食べるクオリティを遥かに超えたおいしさ。家庭で作る麻婆豆腐の決定版ともいっていい。
家庭ではレトルトでしか麻婆豆腐を作ったことがないという人はぜひ作ってみてほしいぞ。
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■陳建一さんが自宅で作る麻婆豆腐
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(取材・文/Sirabee 編集部・二宮 新一)