上原浩治氏、WBCイタリア戦の近藤健介に感嘆 「選球眼のよさですよ」
WBCイタリア戦を振り返った上原浩治氏。大谷翔平選手の投球については、「変化球多いなぁと思いながら見てた」と語り…。
元プロ野球選手・上原浩治氏が16日、公式YouTubeチャンネル『上原浩治の雑談魂』でライブ配信を実施。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準々決勝・日本対イタリア戦を振り返った。
■大谷投手は「変化球多いなぁと」
この日の配信では、上原氏がタレント・上田まりえとともに日本が9対3で快勝した試合のハイライト動画を視聴。試合終了直後のライブ配信で上原氏が所感を述べた。
はじめに、先発で5回途中まで投げた大谷翔平投手について「最初から飛ばしまくってたって感じで、4回5回はちょっと切れたかな? スタミナ切れって感じでしたね」とコメント。大谷投手は4回まで0点に抑えたが、5回に2つの死球を与え、2失点を受ける結果となっている。
投球内容には、「変化球多いなぁと思いながら見てた」と話す。今のメジャーリーグでは「高めの真っすぐを投げる時代になりつつある」と傾向を伝え、「160キロの真っすぐ、真ん中ちょっと高め(の投球)でフライアウトを取るっていう選択も大谷選手ならできたんじゃないかなと思うんですけどね」とコメントした。
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■セーフティバントを評価
この試合で大谷投手は投打の二刀流を披露し、3番でバッターボックスに立った。3回には3塁線へのセーフティバントで出塁しチャンスを演出する。イタリア守備陣は引っ張る打撃を警戒しており、3塁側が空くシフトだった。
このプレーについて上原氏は、「ああやってシフト引いてたらこういう作戦っていうのは絶対したほうがいいと思うんですよね。だって3塁側全部空いてるんですから」と評価している。
■上原氏「正直思ってなかった」
上田から試合のポイントについて聞かれると、「3回裏ですよね。4点ですよね」と日本が先制した回に触れる。続けて、「ほんとに近藤(健介)選手の選球眼のよさですよ」と、この回に四球を選んで出塁した近藤外野手に感嘆。
不調で今大会を辞退したMLBシカゴ・カブスの鈴木誠也外野手とポジションが被り、出場できない可能性があったため「機能するとはまったく、正直思ってなかった」と明かす。
ラーズ・ヌートバー選手とともに1、2番の打順で好調を見せており、上原氏は「もう1、2番は絶対変えないでしょうしね、これから」との印象を語った。