大谷翔平のセーフティバント、元チームメイト杉谷拳士氏が絶賛　「チーム全体に…」

16日のWBC準々決勝・イタリア戦で大きな話題となった、侍ジャパン・大谷翔平選手のセーフティバント。元プロ野球選手の杉谷拳士氏が、19日生放送の『サンデー・ジャポン』（TBS系）で同プレーを称えた。

 

■日本時代のチームメイト

杉谷氏と大谷選手は、北海道日本ハムファイターズ時代のチームメイト。この日、番組に解説役で登場した杉谷氏は「芸術的なセーフティバント」として同シーンのVTRを振り返った。

「3回裏、o対0なんですね。どうしても先制点が欲しい大事な場面だったんです」と状況を整理すると、「これ、大谷シフトで右に寄ってるんですね」と、イタリアが一塁側に寄った守備シフトを敷いていることも説明していく。

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■「よほど勝ちたかった」と推察

ガラ空きになった三塁側へ見事なセーフティバントを決める映像が流れると、「チャンスを広げたい。そういった思いでやったんですね」と大谷選手の意図を解説。

「まさかするとは思ってなかったので、よほど勝ちたかった」と勝利への執念を読み取ると、爆笑問題の太田光からは「これは大谷選手の判断？」との質問が飛んだ。

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■「とにかく勝ちたいんだって…」

杉谷氏はこれにも、「自分で判断して、とにかく勝ちたいんだっていうのをチーム全体に体で表現したのが、このセーフティバントだったなと」と、大谷選手の判断とズバリ。

強打者が小技を使ってまでチャンスメイクする姿勢が、チームを鼓舞して勝利に繋がったのではと分析している。

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■井上貴博アナも絶賛

元慶應高校野球部の井上貴博アナウンサーも、「自己犠牲を超越している」とこのプレーを絶賛。食事メニューまでデータで決めている大谷選手だけに、球場の雰囲気や守備シフトなどを総合的に考え、最良の選択としてセーフティバントに出たと読み解いた。

さらには、今季からメジャーリーグで守備シフトが禁止となることを踏まえ、「大谷さんの野球人生で最後のセーフティバントだったんじゃないかなと」とも推測。「そう考えると、あの映像がめちゃくちゃ尊く見える」と重ねて称えていった。

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（文／Sirabee 編集部・玉山諒太）