侍ジャパン・周東佑京の快足に驚きと称賛 村上宗隆の長打で決勝ホームイン
WBC準決勝メキシコ戦でサヨナラのホームを踏んだ周東佑京選手の快足に驚きと称賛の声。
日本時間の21日に行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準決勝日本対メキシコ戦、サヨナラのホームを踏んだ福岡ソフトバンクホークス・周東佑京選手に称賛の声が上がっている。
■1点ビハインドで9回裏へ
1点ビハインドで迎えた9回裏、先頭の大谷翔平選手が2塁打で出塁。同選手は1塁ベースを回る際ヘルメットを飛ばし、2塁に到達すると日本ベンチを鼓舞するようなポーズを見せた。
続く打者は7回裏に同点スリーランホームランを放った4番・吉田正尚選手。メキシコのガイェゴス投手はホームランで逆転サヨナラということもあり、警戒したのかフォアボールを出してしまう。
5番の村上宗隆選手が打席に入るところで、栗山英樹監督は1塁ランナーを吉田選手から周東選手に交代。延長タイブレークに入った場合打席が回る可能性もあったが、勝負に出た。
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■村上選手の二塁打で…
ここまで不振を極めていた村上選手は、ガイェゴス投手の球を左中間に弾き返し、フェンスにダイレクトで当てる。
大谷選手が3塁を回ると、すぐ後ろに周東選手の姿が。センターからの返球を受けた中継の内野手がホームに投げるころには、同選手はすでにサヨナラのホームベースを踏んでいた。
ネット上では打撃不振から蘇った村上選手への称賛とともに、1塁から一気にホームに帰ってきた周東選手に「足が速すぎる」「陰のヒーロー」「速すぎてビックリした」などの声が上がり、「周東の足」がトレンド入りした。
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■決勝でアメリカ代表と対戦
序盤に佐々木朗希投手が3ランホームランを許したうえ、メキシコ代表のランディ・アロサレーナが好守を連発するなどして苦しい試合展開となった準決勝。
不振を極めていた村上選手のサヨナラ打で勝利し、2009年以来の世界一をかけ、アメリカ代表と対戦する。
過去最強といわれる両チーム同士の激突は接戦が予想されるだけに、終盤戦の大事な場面で起用される「周東の足」が、決勝戦でもチームを救う可能性がありそうだ。
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(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治)