自宅前に何度も犬の糞を放置され激怒の住人 飼い主に証拠を差し出し反省促す
散歩のマナーを守らず、迷惑をかけても知らんぷりする犬の飼い主に対し、ある住人が思い切った方法で抗議した。
犬を散歩させ、家の前に糞を放置して帰っていく女性…。注意してもまったく反省しないことに腹を立てた人物が糞を拾い、再び通りかかるのを待って「これを…」と差し出した。女性の意外な行動に気づいて注意するまでの経緯を、『The Daily Star』などイギリスのメディアが伝えた。
■家の前に犬の糞が…
イギリスで暮らすアンドレア・ホワイトサイドさん(53)は、自宅前を犬の散歩で通る女性が糞を放置することにひどく苛立っていた。
そこで思い切って声をかけ注意したところ、女性は反省し何度も謝罪。しかしその後も糞害が続いたため自宅ドアにカメラを設置し映像を確認したところ、謝罪したはずの女性が犬に糞をさせ再び放置していたことが明らかになった。
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■腹を立てて抗議
女性が毎朝決まった時間に犬を連れて家の前を通ることを知っていたアンドレアさんは、放置されていた糞を拾って袋に詰めてフェンスの前で待機した。
そして女性が犬と通りすぎるタイミングで呼び止め、「さあ、これをどうぞ。あなたの物ですからね」「あなたの犬がまたしても我が家の庭のすぐ外で糞をしたんですよ」と声をかけた。
しかし女性は否定も謝罪もせず、黙って袋を受け取りその場を後に。アンドレアさんは無責任な女性の態度にひどく腹を立て、その日の様子をとらえた映像を公開した。
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■被害に悩んでいた地域住民
アンドレアさんは「犬が糞をしたら、きちんと拾って持ち帰る。飼い主であれば、そこまでする責任があるはずです」と述べ、犬の糞害に地域住民が何ヶ月も嫌な思いをしていたことを明かした。
ちなみに日本でも、監視カメラなどの設置によって糞・尿被害を防ごうという人が増えている。通販でも商品が充実しており、多くの人に注目されているようだ。
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■相談窓口を利用する方法も
糞を突き返すという大胆な行動に出たアンドレアさんだが、このような迷惑行為に困っている人が多いこともあって「よくやった」「こうでもしないと被害がずっと続いてしまう」と理解を示す人は多いようだ。
ちなみに糞害で困っているが解決が困難な場合は、自治体の相談窓口に被害の状況を伝えて対処をお願いしてみる手段もある。
直接「やめて」と注意することで、さらに大きなトラブルに発展することがないように、慎重に行動して解決を目指すようにしたい。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)