3月13日以降、マスクを外している? 女性の脱マスクは遅々として進まず
「個人の判断が基本」となっても脱マスクが進まない日本。その意識はどうなっているのか探ってみた。
国内でも新型コロナウイルスの感染拡大が始まって、はや4年目に突入した。
ウイルスの感染症法上の分類が、「2類相当」から季節性インフルエンザなどと同じ5類に引き下げられることに伴い、政府は3月13日からはマスク着用は屋内外とも「個人の判断が基本」との方針を発表している。
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■いまだにマスクの人ばかり
ところが、息苦しく暑苦しいマスクから解放されることを歓迎し、海外のように一気に脱マスクが進むかといえばそんなこともなく、街中は今もマスク姿の人ばかり。
増えつつある外国人観光客などを中心にノーマスクの人もちらほら見られるものの、多くの人はマスクを着け続けているように見える。世間の意識は、どうなっているのだろうか。
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■6割弱は今も着用
Sirabee編集部が、3月27〜28日にかけて全国10〜60代男女1,000名を対象に調査したところ、3月13日以降、「屋内外で常にマスクを外す」と答えた人は7.9%。「屋外のみ常に外す」が11.4%、「(自宅を除く)屋内では常に外す」が1.9%。
常にではないが「外すことが増えた」という人はやや多く、23.2%に及んでいる。ただ、最も多かった回答は「13日以降も常に着けている」という人で、じつに55.6%と6割に迫った。
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■女性の継続率が高い
新型コロナウイルスや感染症への警戒感の違いか、今回の調査結果では男女差も顕著にあらわれた。今もマスクを着け続けている人は、男性では50.9%だが女性では60.3%。
女性では、場面によって常に外す人も外すことが増えた人も、いずれも男性より少ない。女性はマスク着用によってノーメイクでも外出できるメリットもあるせいか、マスクへの抵抗感が比較的薄いのかもしれない。
日本の脱マスクは、まずは男性が先行する形で進みそうだ。
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)