大谷翔平の“二刀流の苦労”を江川卓氏が解説 ハムの後輩・矢澤宏太にエールも
江川卓氏が大谷翔平が実践する二刀流の難しさを解説。日本ハムで挑戦する後輩にも…。
元読売ジャイアンツで野球解説者の江川卓氏が自身のYouTubeチャンネル「江川卓のたかされ」で、大谷翔平選手が実践する「投打二刀流」の難しさを解説した。
■パ・リーグの順位を予想
2023年のパシフィック・リーグを語った今回の動画。江川氏は優勝をオリックスバファローズと予想する。
そして2位には千葉ロッテマリーンズを挙げる。佐々木朗希投手やメルセデス投手などピッチャー陣の充実を理由として「優勝もある」とコメント。
3位はソフトバンク。デスパイネ選手やグラシアル選手、千賀滉大投手など主力選手の流出を理由に挙げた。
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■話題は二刀流へ
話題は最下位予想の北海道日本ハムファイターズに。江川氏は「若い選手はこれから1、2年で育ってくる」と話し、将来の優勝を予想するが、「まだちょっと早い」と話す。
その後スタッフから今年日本体育大学からドラフト1位で入団した矢澤宏太選手の名前が。同選手が二刀流で起用される見通しであることに「そういう選手が出てきて、良いじゃないですか」と語った。
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■二刀流は「大変」
江川氏は二刀流について「大変ですよ、でも。大谷さんがやっているからやれると思ったら、すごい大変なことなんでね」と指摘する。
そして「そういう人が出てくると子供たちが憧れるから良いんじゃないですか。高校野球は二刀流なんだから、投げて打って」とコメント。
スタッフから「プロに入ると簡単なものではない?」と聞かれると「そうですね。ピッチングに割く時間が多くなっちゃうから、バッティングをする時間がなかなかないんですよね」と解説した。
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■片方を増やすと…
江川氏は「大谷さんもそうじゃないですか。バッティングの良い年は、ピッチングが9勝だったじゃないですか。15勝しようとすると、ホームランが減ったじゃないですか。こっち(右手)を増やすと、こっち(左手)が減りますよ」と話す。
スタッフからの「大谷選手も先発のときはバッティング練習をしない」という指摘には「そうらしいですね。だからどっちを取るか。12、3勝で50本狙ってくれればいいと思っていますけどね。大変ですよ、本当に」と指摘していた。
新人の矢澤選手は大学時代から二刀流で高い能力を見せ、オープン戦でも一定の結果を残した。シーズンでどこまで活躍できるのか注目が集まっている。