片付けサボった我が子、まさかの「永久機関」生み出し話題に 発想が天才すぎる…
自宅の階段に、我が子が放置したぬいぐるみ。なぜか「永久機関」を連想する人々が続出しているのだが、その理由は…。
過去に体験したことのない事柄にも関わらず、以前同じような経験をした感覚に包まれる現象を「デジャブ」と呼ぶ。現在ツイッター上では、我が家にて遭遇した「特殊すぎる光景」に対し、デジャブを覚える人々が続出しているようで…。
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■我が家の階段に置かれたのは…
今回注目したいのは、ツイッターユーザー・doggytom2015@ENLさんが投稿した1件のツイート。「なにか無限の可能性を感じる…」と、意味深な1文が綴られた写真には、階段の最下段に放置された「赤い甲羅」のぬいぐるみが確認できる。
「果たしてこれのどこに無限の可能性が…?」と、首を傾げてしまった人もいるかもしれないが、件のツイートは投稿から数日で1万件以上ものRTを叩き出すほど、大きな話題を呼んでいたのだ。
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■「ここで無限増殖をしよう」
なお、他のツイッターユーザーからは「無限(1up)の可能性を感じる…」「ジャンプし続けられるかが問題だ」「ここで無限増殖をしよう」などなど、これまた意味深なリプライが多数寄せられている。
「カメの甲羅」と「階段」、そして「無限」という3つのキーワードから導き出されるのは…。そう、かの名作ゲーム『スーパーマリオ』シリーズにて発見された、通称「無限1up」と呼ばれる裏技である。
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■そもそも「無限1up」とは?
無限1upは「ゲームにおけるプレイヤーキャラクターの残機(ライフ)を無限に増やす」という裏技の総称だが、やはり一番有名なのはファミコンソフト『スーパーマリオブラザーズ』における無限1upだろう。
シリーズお馴染みのカメのキャラクター「ノコノコ」には、踏みつけられると「甲羅に引っ込む」という特徴がある。さらにこの甲羅をマリオが蹴って「敵キャラにヒットさせて倒す」「壁に当たって跳ね返ってきたところを踏む」といったアクションに繋げた際、ボーナス得点が入手できるのだ。
また「連続して敵を倒す」「連続して甲羅(敵)を踏み続ける」ことで得点数は増加していき、一定回数を超えると「得点」でなくマリオの残機が増加する。
そのため、作中ではブロックでできた階段から降りてきたノコノコをベストポジションで踏みつけると、蹴飛ばされた甲羅がブロックに当たって跳ね返り、戻ってきたところをマリオが踏み、さらにその甲羅がブロックに当たって跳ね返り…という無限ループが完成してしまうのだ。
言うなれば、多くのゲーマーにとって「カメの甲羅」と「階段」を見て無限1upを連想するのは、もはや「本能」と呼んで差し支えないワケだが、現実世界では滅多にお目にかかれない光景である。
なお、今回話題となった奇跡的なワンショットが誕生した経緯について、ツイート投稿主・doggytom2015@ENLさんに当時の様子を尋ねると、「子どもに片付けるよう言ったところ、部屋に持って行くのが面倒で、階段に置いていたようです」と、なんとも微笑ましいコメントが得られたのだった。
意図して「無限1up」を作り上げたかは不明だが…すぐにピンと来たdoggytom2015@ENLさんの発想力も流石のひと言。子供には「無限の可能性」が秘められている…という、メタファー的なエピソードにも感じられないだろうか。