心の中では怒っているのに… 約8割もの人がやった経験のある「大人の対応」
心の中の気持ちと表情が、じつは一致していない場合もあるようだ。
嫌なことがあれば、怒りの気持ちが心に広がるのも無理はないだろう。しかし怒りを表に出すわけにはいかないために、笑顔で対応してしまった経験のある人も多くいるようだ。
■約8割「心では怒っているのに笑顔」
Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女1,000名を対象に実施した調査では、全体で81.8%が「心の中では怒っているのに笑って対応した経験がある」と回答した。
男女別で見ると、男性が79.2%、女性が84.4%となっていた。
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■上司に嫌なことを言われても
上司の嫌な言葉にも笑顔で対応している20代男性は、「会社の上司などに嫌なことを言われても、さすがに言い返すのは難しいものです。そのようなときには心の中では不機嫌な気持ちになりますが、表面上では笑顔でいる自分がいますね。情けない対応とも思いますが、あまり波風は立てたくないので…」と話す。
しかし笑顔でいることが状況を悪化させているとも思っているようで、「嫌なことを言われても笑顔で対応していると、相手が『なにを言っても大丈夫』と勘違いする場合もあると思うんですよね。そう考えると、少しは自己主張も必要なのかもしれませんが…」と気持ちを述べた。
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■知らないうちに顔に出ていた
笑顔で対応しているつもりが顔にでていた20代女性は、「先輩から仕事のことで理不尽なことを言われて、かなりイラッとしていたんです。ただ面倒になるのは嫌なので、笑顔で応えていました。しかし後で隣の席の後輩から、『かなり怒った顔をしていましたけど、大丈夫ですか』と心配されて…」と当時を振り返る。
感情が表に出ているとは思っていなかったようで、「自分では怒りを隠していたつもりだったのですが、つい顔に出てしまっていたのでしょうね。先輩にも、気づかれていたかもしれません」とも話していた。
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■接客業で多いシーン
接客の仕事をしている人からは、「今日はお仕事、イライラし過ぎたて疲れた。お客さんに怒り。ちゃんと、笑顔で対応したのは偉い」や「怒なお客さんに、ネチネチ言われちゃいました。笑顔で対応しましたけども」などのツイートがあった。
また、「怒っているのに笑顔を作り続けていると、本当に楽しい時の心からの笑顔を忘れてしまう。自分の感情を偽らなくても、安心して素のままでいられるという場は大切ですね」との注意喚起をしている人もいた。
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(取材・文/Sirabee 編集部・ニャック)
調査対象:全国10代~60代男女1,000名