原辰徳監督とコーチの「勘違い」が巨人低迷の原因? 柴田勲氏が苦言
元巨人・柴田勲氏が原辰徳監督の采配に苦言。大久保博元打撃コーチもバッサリ。
元読売ジャイアンツの柴田勲氏が野球解説者・江本孟紀氏のYouTubeチャンネルに出演。そのなかで巨人・原辰徳監督の采配に苦言を呈した。
■柴田氏が巨人の低迷に…
巨人の現状を質問された柴田氏は「これはね、原監督批判ではないけれど、 監督とコーチの勘違いだと思うんだよ」と指摘する。
続けて「選手の持っている能力というのは決まっているわけ。 50しか持ってない人に100をやれっていうのは無理なわけ。ところが80持っている人が60になるわけ」と解説。
そして「俺からすれば、野球選手には器というものがあるわけ。 打順があるわけだ。相手がどう思うか。まずね」とコメントした。
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■打順を変えるべきではない
さらに柴田氏は「 開幕してから9通り? 9試合で8通り選手が変わっているとかっていうんだけど、俺はもう絶対に能力的にも相手からしても、絶対に打順をそんなに変えるべきじゃないと思う」と話す。
その後同氏が考えるベストオーダーを提言し「なにがあっても(1~6番までの)6人は代えるべきじゃない。気分転換で丸(佳浩)を外すなんて、王さんと長嶋さんを外すようなもんじゃない。吉川(尚輝)を8番にしたって仕方ない」とコメント。
そのうえで「30試合なら30試合、打てないかもわからないけれど、ずっとその6人は左だろうが右だろうが関係ない。スターティングメンバーは変えない。それで戦う。それ以上の選手はいないんだから」と語った。
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■打線固定が「巨人らしい」
柴田氏は続けて「調子が悪いからくるくる変えていたらだめ。それで負けるかもしれない。でもね、絶対にそういうふうにあったほうが巨人らしいし、巨人の野球は楽しいと思う」と指摘する。
そして「6番まではなにがあっても変えないようにしなければ勝てない、巨人は」と断言。そして「ピッチャーのローテーションは決まっている」とし、「バッターはくるくる変わっている。喜んでいるのは相手だけですよ」と話した。
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■大久保コーチにも苦言
さらに柴田氏は大久保博元打撃コーチについて「大久保が『そのうち良くなるのではないか』と言っていたけど、そんなもんじゃない」とバッサリ。
続けて「俺が監督・コーチなら自分の首をかけてでもいうね。人にはそれぞれ格というものがあって。相手がどういう打順を組んだら嫌かということを考えなきゃ」と苦言を呈していた。