無理しても疲れるだけなので… 約9割が「自分の成長」よりも望むこととは
人間的に成長することは大切だけど、疲れてしまうのも嫌なので…。
人間的に成長するには、ときには面倒なことを乗り越えなければならないこともあるだろう。そのために多くの人は、自分の成長よりも面倒を避けることを選ぶようだ。
■約9割「成長できなくても面倒は…」
Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女1,000名を対象に実施した調査では、全体で86.2%が「たとえ成長できなくてもできるだけ面倒なことは避けたいと感じた経験がある」と回答した。
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■出世欲もないので
会社での立場は今のままでいいと思っている20代男性は、「僕自身は出世欲のようなものはほとんどないので、会社での立場も現状維持でもいいと思っています。立場が上がると、それだけ責任も大きくなりますからね。きっと周囲からは、『やる気のない社員』と思われているでしょうね」と自分の考えを述べた。
ただ向上心のある人も必要だと思っているようで、「僕みたいなのばかりだと会社が回らないので、やる気のある人たちの存在には感謝しています」と続けた。
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■人事異動で違う仕事に
会社の人事異動で大きな変化があった30代女性は、「人事異動で、これまでやってきたこととまったく違う仕事を任されることになったんです。今から新しいことをできるのか不安だったのですが、たくさんのことを吸収して仕事の幅が広がった気がします」と語る。
異動は正解だったと思っているようで、「異動した当初は、人事を恨む気持ちもありました。しかし今は新しいことに挑戦する機会を与えてくれたので、よかったと思っています」とも話していた。
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■一度は努力をしたけれど
人見知りを直すために行動した30代男性は、「子供の頃から人見知りが激しくて、初対面の人と話すと気まずい空気になってしまうこともあって…。そんな自分が嫌で、あえてネットのオフ会など人の集まるところに積極的に行くようにしたこともありました」と当時を振り返る。
しかし慣れないことを続けたせいで疲れてしまったようで、「プライベートに、わざわざストレスを感じることをする必要はないなと思えてきたんです。相変わらず人見知りのままですが、無理に直さずに個性だと思うようにしました」と今の考えを述べた。
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(取材・文/Sirabee 編集部・ニャック)
調査対象:全国10代~60代男女1,000名