「マスク自由化」以降、着用を強要された経験は? 若い世代ほど…
3月13日にマスク着用が「屋内外とも個人の判断が基本」になってから1ヶ月。外したいのに強制された経験は…。
2020年から始まり、4年目に入ったコロナ禍。5月からは新型コロナウイルスの感染症法上の分類が「2類相当」から5類に引き下げられることもあり、先行して3月13日からはマスク着用が「屋内外とも個人の判断が基本」となった。
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■マスク自由化から1ヶ月
海外ではいち早く脱マスクが進み、昨年開催されたサッカーW杯カタール大会や英女王エリザベス2世の葬儀など、屋内外を問わずマスク姿の人はほぼゼロ。会場の日本人もノーマスク姿が報道されていた。
世界からはかなり遅れての「マスク自由化」から1ヶ月が経過したが、街中はまだマスク姿ばかり。また、店舗の場合、客はマスクなしで入店できるものの店員はマスク姿。これらはみな「個人の判断」で着用しているのだろうか。
3月13日以降、マスク着用の強要は本当に起きていないのか、調査してみた。
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■1割弱が意思に反した強要を経験
Sirabee編集部が、全国10〜60代男女1,000名を対象に調査したところ、3月13日以降、「自らの意思に反してマスク着用を強要された」と答えた人は、全体の7.6%。
政府はテレビCMなども使ってこうした事態が起きないよう啓発活動を行っているが、実際には1ヶ月足らずのうちに1割近い人がマスク強要を経験していることがわかる。
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■若い世代ほど被害に
今回の調査を世代別で検証してみたところ、最も割合が高かったのは10〜20代で11.3%。仮に仕事やバイト先などで意思に反したマスク着用を指示された場合、若い人たちほど断りづらい実態もありそうだ。
「個人の判断が基本」といったわかりにくい指針ではなく、マスク着用が強制されないような新しい枠組みが必要かもしれない。
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)