ダルビッシュ有とトレバー・バウアーの共通点 高木豊氏が解説「意識してる」
来日初登板が話題のトレバー・バウアーについて高木豊氏が解説。ダルビッシュ有との共通点に「勝てるピッチャーの要素」と語る。
元プロ野球選手で野球解説者の高木豊氏が17日、公式YouTubeチャンネル『高木豊 Takagi Yutaka』を更新。来日初登板を果たした横浜DeNAベイスターズのトレバー・バウアー投手について解説した。
■前評判に違わぬ投球
バウアー投手は、16日に神奈川・横須賀スタジアムで行われたイースタン・リーグの埼玉西武ライオンズとの試合に登板。
2021年6月以来となる実戦登板にファンの期待も高く、早朝6時の時点で観客が行列を作り、開場が早められる事態に。球団のYouTubeチャンネルで行われた生配信は8万人近い人が視聴するなど注目を集めた。
バウアー投手は4回53球を投げ、4安打無失点、無四球6奪三振と前評判に違わぬ投球をみせた。
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■「彼は頭がいい」
バウアー投手の初登板について、高木氏は「すごいいいペースで投げるよね。見てると、どんどん向かっていくんだよね。ムダ球を投げない、そういうことを感じました」と話す。
続けて、「投球を見たときに、ランナーがいないときには結構、スッスッと投げるというか。だけどランナーがスコアリングポジションに行くと力を入れるね。彼は頭がいいね。そんなに無理してバンバンいくよりは、打たせて1球2球で打ち取りたいっていう」と説明した。
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■ダルビッシュとの共通点とは
また、サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有投手と対談した際のことを振り返り、「ダルビッシュが言ってたでしょ? 『高めのフォーシームを投げる』って。バウアーも、たぶんそこらへん意識してる」とダルビッシュ投手を引き合いに。
「ランナーがいないときは低めに、低めにっていうような感じでいくんだよね。だけどランナーがいるときは、フォーシームを高めに意識して投げてるね。で、変化球投げるときは丁寧に低めに投げてる。ここらへんが勝てるピッチャーの要素なんだろうね。だからランナーは出すかも分からないけど、点はやらないよっていう、そういうスタイルの賢いピッチャーだと思う」と高く評価した。