78歳女の銀行強盗を逮捕した警察も困惑　じつは3度も犯行に及んだ常習犯

アメリカで一風変わった銀行強盗事件が発生した。容疑者は78歳の女で、彼女にはなんと過去に二度の「銀行強盗歴」があるという。『USA Today』『BBC』などの海外メディアが報じた。

■銀行強盗をしたのは…

ミズーリ州プレザントヒルの警察署の発表によると、78歳のボニー・グーチと特定された女は、金融機関からの窃盗の罪で逮捕された。

事件当時、グーチは全身灰色の服装にサングラス、黒色のマスク、ビニール手袋という「強盗スタイル」で銀行を訪れ、窓口の係員にメモを渡した。

メモには「私は強盗で、1万3,000枚の小額紙幣が必要です。ありがとう、怖がらせて申し訳ない」と書かれていたという。

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■お酒に酔っていた？

監視カメラの映像には、グーチが係員に急いでお金を渡すよう頼む様子が映っており、目撃者によると「お金を数えず、すぐに渡して」と言っていたそうだ。

その後に警察は、乗ってきたSUVで逃走したグーチの行方を捜索し、ブレザントヒル動物病院の駐車場に停車しているところ発見した。車の床には大量の紙幣が散らばっており、グーチからは強いアルコールのにおいがしたという。

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■過去にも逮捕歴

グーチはキャス郡にある刑務所に収監されたが、裁判所の記録により、過去に少なくとも2回の銀行強盗で有罪判決を受けていたことが判明した。

最初の有罪判決は1977年にカリフォルニア州で出され、最近では2020年にミズーリ州のリーズ・サミットでも同様の事件を起こしているという。

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■警察官も困惑

プレザントヒル警察署のトミー・ライト署長は「彼女は高齢のため、潜在的な健康問題が事件に関連したかどうかを、慎重に判断している」とコメントした。

同署長はこの事件を「異常」と呼び、30年間の警察官としての職務のなかで「このような銀行強盗の犯人は見たことがない」と、犯人の姿に困惑したそうだ。

また「警察が最初に彼女に近づいた時、彼らは少し混乱していました。車から出てきたのは小さなおばあさんだったんです」と語った。

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（文／Sirabee 編集部・びやじま）