この電子レンジ、何かが違う… 「その発想はなかった」神機能に驚きの声続出
持ち運びでき、屋外で使えるマキタの電子レンジが話題に。メーカーに取材してみると…。
コンビニ弁当、スーパーの惣菜、冷凍食品…。電子レンジがあれば、これらを自分の好きな時に熱々の状態で食べられる。
いまネット上では「ニュータイプ」の電子レンジに注目が集まっていて…。
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■屋外で使える電子レンジ
話題を呼んでいるのは、工具大手メーカーのマキタから3月に発売された「充電式電子レンジMW001G」だ。同商品は「40Vmaxリチウムイオンバッテリ」(高電圧でハイパワー、長寿命、高耐久を誇るバッテリ)で駆動し、持ち運び可能な優れもの。
お値段は、12万1,000円(税込価格)。持ち運べるということは、屋外で弁当を温められるということだ。
電子レンジと聞くと、家電メーカーを思い浮かべる人がいるかもしれないが、マキタは電動工具や木工機械、芝刈り機などを中心に販売する会社だ。
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■ネット上でも期待する声
そんな工具メーカーから電子レンジが発売されたとあって、ネット上で話題に。「防災にも、キャンプにも使えそう」「災害時にあれば温かい物が食べられて、かなり助かるな」「その発想はなかった」「この商品に救われる人多そう」など、機能性に期待する声が多数あがっている。
この画期的電子レンジはいかにして爆誕したのだろうか。マキタに取材したところ、「意外な裏側」が明らかになったのだ…。
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■想定される利用シーン
なぜ、屋外で使える電子レンジを開発したのだろうか。マキタの広報担当者は「弊社は建築・建設現場の職人など、現場のユーザーの方が快適に作業できるよう製品開発に取り組んでいます。今回発売した充電式電子レンジも、現場のユーザーが現場での昼食時や休憩時に温かい飲食物を飲食できるようにという思いから開発に至りました」と語る。
基本的には、40Vmaxリチウムイオンバッテリを所有している現場の人をターゲットにしているそうだが、一般層も利用できるシーンはありそうで…。
「電子レンジに限らず、最近はアウトドアや災害時の備えなどに一般のユーザーに使用していただくこともあります」(前出・広報担当者)。
ちなみに、40Vmaxバッテリは、今回の電子レンジだけでなく、インパクトドライバやハンマドリルなどの電動工具や草刈機、チェンソーなどの園芸用機器、クリーナなどの清掃機器にも使用できるという。
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■担当者が明かす「反響」
最後に、今回のネット上での反響について尋ねたところ、「弊社のSNSアカウントへのアクセス数や問い合わせは非常に増えています。この反響には驚いていますが、マキタ製品はプロの現場のユーザー様にお使いいただくことが多いので、皆さまに知っていただける良いきっかけになったのではと考えています」という回答が寄せられたのが印象的だった。
現場で汗水流す人はもちろんだが、万が一の災害に備えて購入を検討してもいいかもしれない。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)