お菓子カップのゴミ、分別における「罪深いマーク」が話題 これは勘違いしそう…
「中を覗くと銀色」なお菓子カップゴミの捨て方をマシンガンズの滝沢秀一が解説。外側の“マーク”に惑わされてない…?
ゴミ清掃員としても勤務するお笑いコンビ・マシンガンズの滝沢秀一が28日、自身のツイッターを更新。パッと見、勘違いしてしまいそうな“お菓子カップ”の分別方法について解説した。
【画像】ハッキリと“紙”アピールされていても“可燃”、このマークはじつは…。
■カップも蓋も“紙”マークだが…
この日、滝沢は「カップ、ふた共に紙と書かれていますが……」と2枚の画像を投稿。1枚目の画像ではお菓子の紙カップが写っており、カップも蓋も“紙”のマークがついている。
しかしこれについて「中を覗くと銀色なので、古紙では回収出せません。銀色のものはアルミなので、純粋な紙ではないのがポイントです。可燃ごみです!」と滝沢。これだけハッキリと“紙”アピールがされながらも“可燃”だという。
“カレーの箱やお歳暮の箱などの金・銀の紙”“内側がコーティングされている紙袋”など、これまで幾度となく“じつは可燃ゴミの紙”について注意を呼びかけてきた滝沢だが、「紙のマークを見たら資源だと勘違いしちゃいますよね?」と、ゴミ清掃員も納得してしまうほどの“誤解を招く表示”なようだ。
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■リサイクルマークの本当の意味は
続けて「この紙リサイクルマークは消費者がリサイクルをしやすくするためのマークではないのが、驚きですよね。企業がリサイクルに協力しているというマークで各自治体の事情に合わせたものじゃないマークです」とも説明。
じつはこのリサイクルマークとも呼ばれる識別マークは、資源有効利用促進法という法律により事業者に対して表示義務が定められている。そして素材が分離不可能(複合素材)な場合は重量比が大きいほうの素材の識別マークを表示するとあるため、この紙カップの場合、複合素材でも紙の重量比が大きいため“紙”と表示されているというわけだ。
しかしこれには地域差があり、滝沢は「銀色の紙でも古紙に出せる地域もあるので、やはりパンフレットを見てみてください!」と呼びかけている。
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■「出しちゃうわな…」「罪深いマーク」
この投稿に「えええええーっ! マークで分別してるのに」「このマーク、『リサイクル出来ますよ〜』だと思ってました」などと驚きの声が。
また、「紙ってマークあったら出しちゃうわな…」「分別に熱心でない人がこの紙マークを見て気軽に間違った分別をしてしまう罪深いマークでもある」との声もあり、「いっそ可燃ゴミ、資源ゴミ(紙)、資源ゴミ(プラ)とか書いてほしいな」との意見も上がっている。