客室乗務員が料理をこぼした乗客にブチギレ 「片付けるまで離陸しない」
誰が通路に料理をこぼしたのか、乗客一人ひとりに聞いてまわり…。客室乗務員による犯人探しが大げさすぎると、SNSで話題に。
アメリカの航空会社のフライトで、乗客がこぼした食べ物に対して客室乗務員が激怒し、離陸の予定時刻が大幅にオーバーする一幕があった。『KHOU-11』『Daily Mail』などの海外メディアが報じている。
■料理をこぼしたのは誰?
乗客のジェニファー・シェイパーさんがSNSに投稿した内容によると、問題はサウスウエスト航空のアトランタからヒューストンへのフライトで発生したという。
飛行機が離陸する直前、通路には乗客がこぼしたとみられる、炒めた米のような食べ物がいつの間にか散乱していたという。汚れに気づいた客室乗務員は「誰がこれをこぼしましたか?」と周囲に尋ねたが、乗客からの返答はなかった。
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■乗客は誰も名乗り出ず…
シェイパーさんの投稿によると、フライトは土曜の夜で、すでに遅延が発生していたため、飛行機のクルーを含めた全員が疲れ切った様子だったという。
そして、誰も名乗り出なかったことに腹を立てた客室乗務員は「誰かがこれを片付けるまで離陸しません」と告げ、乗客一人ひとりに誰が米をこぼしたのか聞いてまわったという。
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■遅れたフライトはさらに遅延
事件を面白おかしく観察していたシェイパーさんは途中、客室乗務員の女性から不審な眼差しを向けられていたと語った。
その後に汚れは綺麗に掃除されたが、その客室乗務員は乗客全員に向けて「あなたたちはきちんと育てられなかった。私は深く失望しています」と伝えていたという。
なおこの混乱により、遅れていたフライトはさらに1時間も遅延することになったようだ。
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■航空会社の対応はオーバー?
シェイパーさんはその後の投稿で「米をこぼした乗客は誰であれ、きちんと責任を負うべきだった」とコメントしている。
一方で「一連の出来事は過剰にドラマ化されすぎていて、逆にコミカルでした。サウスウエスト航空の状況への対処方法は、ちょっと普通ではありませんでした」とも語った。