卵を使わない卵料理、その味に驚き… 人類を救う「潜在能力」を秘めていた

卵を使わずに卵料理を作れる「Ever Egg」。実際に食べてみると、卵の食感を見事に再現していて…。

2023/05/01 04:15


卵

今年に入って、卵の供給不足が問題視されている。そんな中、卵に近い食感ながら卵ではない料理、すなわち「卵を使わない卵料理」が爆誕した。気になる味は…。

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■卵の供給不足は深刻な問題

卵の供給不足は、昨年10月、鳥インフルエンザが感染拡大したことに端を発する。農林水産省によれば、殺処分の対象となった鳥は約1,645万羽で、そのうち卵を産ませる採卵鳥は約1,528万羽だったという。

鳥インフルに加えて、原材料価格高騰でエサ代が値上げしたことも拍車をかけた。卵不足から一部のファミリーレストランでは、卵を使用したメニューが販売中止に。スーパーでも値上げするところが増え、家計にも影響を与えている。


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■卵を使わない卵料理が爆誕

卵

そんな卵の危機的状況を救う可能性を秘めた「救世主」が現れた。植物由来食品「2foods」を手掛けるTWOとカゴメが、卵を使わない「Ever Egg(エバーエッグ)」を共同開発したのだ。こちらは、4月4日から発売されている。

同商品は、卵の代わりににんじんと白インゲン豆を使用し、卵独特の「ふわとろ食感」を表現。スクランブルエッグや親子丼、オムライスなど、卵を使わずに卵料理が作れる優れもの。

湯せんや電子レンジで調理でき、賞味期限は1年と長持ちするのもポイントが高い。お値段は130グラムで税込み398円だ。


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■食べてみると…

「卵を使わない卵料理」はどんなものなのか。実際に食べて確かめることにした。作り方は簡単。封を切らずに、500Wの電子レンジで1分30秒加熱するだけ。

卵料理

見た目は、卵そのもの。色はもちろん、ふわふわ感も完璧だ。ややインゲン豆の匂いはするが、臭みはない。

卵料理

そのまま食べてみると、舌に乗った感触も卵そのもので驚く。卵と比べるとややコクが足りないが、ケチャップをかければ、足りない部分も補われる。


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■非常食で備えるのもあり

デミグラスソースをかけてオムライス、鶏肉を入れ煮込んで親子丼にするなど、もうひと手間加えれば、普通の卵とほとんど変わらないだろう。価格面では卵に軍配が上がってしまうが、1年間保存できることを考えると、「非常食」で備えておいて損はないと思う。

人類のピンチを救う可能性を秘めた「Ever Egg」、一家に一袋買っておいてもいいかも。

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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人

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