想定外の事態に陥ったとき… 日本人の約2割が「むむむ」と声に出していたことが判明
サッカーの川平慈英、麻雀の日吉辰哉、そして三国志の馬超が並ぶ「世界3大ムムムニスト」。実際に「むむむ」「ムムッ」と言葉に出して使ったことはみんなあるのだろうか?調査した。
漫画で時々見る「むむむ…」というセリフ。実生活でまずこの言葉を言うことがないと思われるが、実際に使っている人はいるのだろうか。誰の利益にもならないと感じたが、sirabeeでは果敢にも1,000人を対象にアンケート調査を行った。
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■やっぱ三国志は欠かせないよな…
想定外の出来事が起こった際などに思わず飛び出す「むむむ」という感嘆詞。リアルな日常では発することも、知人から聞くこともまずないが、スポーツキャスター・川平慈英氏の熱血的サッカー解説や、麻雀プロリーグ「Mリーグ」における日吉辰哉氏のダイナミック実況で時折耳にすることが読者もあるだろう。
「むむむ」であったり「ムムッ」であったり多少の違いはあるが、その状況をよりドラマティックに表現するためこのフレーズを使用していることが伺い知れる。
そんな川平氏と、日吉氏に並び、勝手に記者が「世界3大ムムムニスト」として記者が認めているのが、漫画『三国志』(横山光輝)に登場する豪傑・馬超である。
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■李恢との伝説的問答
1971年から87年にかけて連載された横山光輝版三国志には、この「むむむ」というフレーズがかなり出てくる。主に使われるのはその人物が苦悩するシーンで、コミック1巻あたり平均2回ほどは出てくるだろうか。
中でも馬超が発した「むむむ」が有名。そんなファンに語り継がれる伝説シーンが描かれてたのは、コミック35巻の178ページ。軍を進めてきた劉備を見て馬超が投降するか否かを決断する重要な一幕である。
劉備側の使者としてやってきたのは李恢(りかい)という人物。少々マウントをかました説得を続け、思わず「むむむ」とうなる馬超。
この「むむむ」は、馬超の心情を強調するためあえて吹き出しに入れただけに見えるのだが、李恢は「なにがむむむだ」とさらに追い打ちをかけ、馬超は根負けしてしまうのだ。
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■グッズ化もされてしまう
「むむむ…」「なにがむむむだ」の非現実的なこの掛け合いは以降ファンの心に深く刻まれ、LINEスタンプ化のほか、横山光輝版三国志のポップアップストア「超三国志展」では豆皿などの公式グッズにも採用されることになった。
そんなこんなで今回の調査結果。全国の10〜60代の男女1,000名に「むむむ」と言ったことがあるか聞いてみると…。
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■全体の約2割が言っていた
なんと19%が「言った経験がある」と回答。1,000人の皆様ありがとう…。
馬超のように難しい判断を迫られた人か、はたまたサッカーの試合を見て「むむむっ」と叫んだかはわからないが、意外に使用頻度が低くないようだ。上司に詰められた際、家族に怒られた際、ジャッジに困った際、ぜひこのフレーズを使ってみたい。
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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤)
対象:全国10代~60代男女1,000名 (有効回答数)