新日本プロレスSANADAのIWGP世界王座戴冠でJust 5 GuysとLIJの抗争激化 内藤哲也「面白い相手を見つけた」

IWGP世界王座を戴冠した新日本プロレスのSANADA。Just 5 GuysとL.I.Jの抗争が激化し、ファンの注目を集めている。

2023/05/09 16:45

新日本プロレス春の最強戦士決定戦『ニュージャパンカップ2023』を制したSANADAだが、このシリーズで自身が所属していたロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのリーダー内藤哲也を破った後、タイチらが率いる新ユニットに移籍。

Just 5 Guysとしてコスチュームやテーマ曲も一新している。

『SAKURA GENESIS 2023』4.8東京・両国国技館大会のメインイベントでIWGP世界ヘビー級王者のオカダ・カズチカを破り、新日本マット登場から7年目にして初めてIWGP世界王座を戴冠するとともにライバルのオカダから勝利した。



 

■SANADA 対 辻陽太

SANADAのIWGP世界王座戴冠直後に挑戦表明したのがIWGPジュニアヘビー級王者の高橋ヒロムだ。しかしSANADAは「その前にやる相手がいるんじゃないですか?」とJust 5 Guysのベテランジュニア戦士、金丸義信との対戦を促す。

ヒロムは4.27広島サンプラザホール大会で金丸と激戦の末、王座を防衛。夢であり史上初となるIWGP二回級王座同時戴冠に向けて『レスリングどんたく2023』5.3福岡国際センター大会でSANADAに挑戦した。

試合は接戦の末、敗れてしまったが、試合後にエンディングを締めてSANADAが帰ろうとすると場内が暗転。

場内にはこの日も流された予告映像の続きが流れると、海外遠征中の辻陽太が現れ、Just 5 Guysのメンバーを蹴散らし、SANADAに強烈なスピアーを放ちKO。最後は拳で胸を叩き突き上げるL.I.Jのポーズをしながら不敵な笑みを浮かべていた。


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■次回のビッグマッチで対戦

バックステージでは「SANADA、アンタの言う新しい景色、そこから見える景色はどんなんだ? 今日、アンタが見上げてたその景色はどんなんだった? 教えてくれ。次の相手は俺だ。覚悟はいいか? 俺がプロレスを、いや新日本プロレスを面白くしてやるよ」と言って、床からヒロムを抱え上げて姿を消した辻。

内藤がヤングライオン(若手)時代、気にかけていたこともあり、L.I.J入りが濃厚だ。SANADAもダメージが残る中「いいよ。やってやってもいいけどよ。あいつ損するだけだぞ。自分の実力の無さを知るだけだよ」と挑戦を受諾。

両者の対戦は次回ビッグマッチ『DOMINION 6.4 in OSAKA-JO HALL』6.4大阪城ホール大会で実現する。


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■SANADA戦への壁

福岡大会で内藤は鷹木信悟、BUSHIとのL.I.Jトリオで、タイチ&金丸&DOUKIのJust 5 Guysと対抗戦に出場。

試合には敗れたが「きょうがシリーズ最終戦。いやぁ、カンサード(疲れている)だよ。疲れてるし、ダメージもあるよ。それだけの相手を今シリーズは敵にしてきたわけだから、その代償でしょうね。でもさ、広島でも言ったけど、面白い相手を見つけたよ。なぁ、DOUKI。まぁ彼とまたシングルマッチで向き合えるのはいったいいつなのか? 明日なのか? 明後日なのか? 来週なのか? 再来週なのか? 分かんないけどさ、俺はその日を楽しみにしてるぜ。DOUKI、俺ともう一回やりたいんだろ? 俺にリベンジしたいんだろ? なら、口に出した方がいいよ。思ってることは口に出さなきゃ、誰にも伝わらないぜ」と語りDOUKIから一人ずつSANADA戦への階段を登っていくようだ。

辻がどこまで成長しているかによって、両ユニットのパワーバランスは変わって来るはず。またSANADA戦へ向けた内藤の動きにも注視していきたい。


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■著者プロフィール

どら増田

どら増田:1973年神奈川県横浜市出身。幼い頃に初代タイガーマスクに衝撃を受けてからプロレスや格闘技を見続けている。同じく幼い頃から見ていたプロ野球は紆余曲折を経て2010年からオリックス・バファローズを応援。

音楽やエンタメ、グルメなどのイベントプロデュースの仕事をしていたが、2014年からスポーツライターの道へ。

横浜在住にもかかわらず京セラドーム大阪を中心にオリックスを現場取材する傍ら、新日本プロレスやスターダム、RIZINなどプロレス・格闘技の現場取材をしつつ多媒体で執筆している。

2018年にはスカイAで放送されたオリックス山本由伸と当時はキックボクサーだった那須川天心の神童対談実現に尽力した。ペンネームの由来はレジェンドレスラー藤波辰爾のドラゴンから来ており、取材を通じて藤波本人から公認を貰っている。

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(取材・文/Sirabee 編集部・どら増田

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