プロレスラーとして高評価のフワちゃんに次戦はある？　「覚悟が決まるまでは…」

日本テレビ系『行列のできる相談所』の企画でプロレスにチャレンジした人気タレントのフワちゃん。昨年10月のデビュー戦では驚異の身体能力を発揮したが敗戦。

今回は「勝ちにこだわる」という強い意志で、ブシロード傘下の女子プロレス団体スターダム史上最大のビッグマッチ4.23神奈川・横浜アリーナ大会で2戦目を行った。

 

■成長した技で積極的に攻めるも

前回と同じくパートナーは葉月が務め、対戦相手は元ワールド・オブ・スターダム王者であり、あのビッグダディの三女・林下詩美と、フワちゃんとは同期にあたるスターダム期待の星・天咲光由のクィーンズクエストタッグと激突した。

くりぃむしちゅーの有田哲平からは「勝ちたいなら天咲選手を狙え」と言われていたが、フワちゃんは何と詩美から勝とうと積極的に攻めていく。

新日本プロレスのオカダ・カズチカにアドバイスされたドロップキックやミサイルキックは打点が高く、コーナーからのダイビングボディプレスやジャーマンスープレックスを放つなど、前回よりかなり成長していた。

それだけじゃない。詩美や天咲の厳しい攻撃をバンバン受けて、耐える姿にプロレスファンからも大フワちゃんコールが送られる。試合は詩美の高角度ジャーマンを前にまたもや敗れてしまったが、プロレスラーとしての適性は十分見せられたと言ってもいい。

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■敗戦後の意外な言葉

試合後、フワちゃんは「あー負けちゃいました～。いやーみなさんありがとうございました。この1年間ホントに生活の中心をプロレスにして、みんなが思ってるよりも私、ホントにプロレスが、大好きになりました！　ホントに、ホントに大好きなのプロレス。有田さんの楽屋行ってもずっとプロレスの話してるし、Youtubeの履歴も全部プロレスなんだよ。プロレス大好きです！」

「まあでもやっぱりその、私なりに生活の中心プロレスにして、ホントにプロレスに愛をそそいで頑張ってきたけど、それでも勝てませんでした。ありがとうございます。あーぁ、ワンチャン芸能人だから2戦目は勝てるって思っちゃったの。でもやっぱりホントに、プロレスラーってすごいです。本気で挑んでも、全部賭けても、やっぱりまだ勝てない」と言った後、意外な言葉が出た。

「私もちょっと、出直してきます。あの、出直してきます。ありがとうございます。プロレスファンの皆さんもホントにすごい受け入れてくれるのわかるし、前みたいにもう1回やらせろって駄々こねるわけじゃなくて、1回冷静に次どうするか考えてきます。ありがとうございます。ありがとうございました、ほんとに、4.23忘れられない1日になりました。ありがとうございました」と出直すと語ったのだ。

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■プロレスへの敬意

前回の試合終了後には「テレビの企画で終わりたくない」と話していたフワちゃんだが、現実的に見て芸能との両立は難しいと判断したのかもしれない。それだけプロレスに対してリスペクトする姿勢はとても好感が持てる。

『行列〜』の収録を終えたフワちゃんは、「お待たせしてしまってすみません」と報道陣に頭を下げてから「今回はホントに、分かってはいたけどすごかったです、プレッシャーが」

「自分自身でも、前回の試合、すごいプロレスファンのみんなにメチャメチャ評価してもらって、自分でも思うし、ずっとあのときは何回も自分の動画を見直して、ラジオのトークとか考えなきゃいけないのにそれも放棄して、ずーっとYoutubeのコメント欄とか見てたのよ」

「自分で見てもすごい最高の試合だったから、それが2戦目ってなるとみんなどこまで期待するんだろうなっていう、見えないプレッシャーがあったので、それに対して結構焦っちゃって、『技増やさなきゃ』『これもやんなきゃ』『もっと派手なことしなきゃ』『衣装もこんなんしなきゃ』って、いけない方向に走っちゃって、自分で」

「そのときにやっぱプロレスファンの先輩の有田さんとか、私の師匠の葉月さんとかが、『ちょっと違う方向行ってるかもしんねえっす。派手に技をキレイにお披露目するんじゃなくて、フワちゃん次は勝ちたいんだよね？』っていうことを正してくれたんで、そこはしっかり、変なになりそうになったけど、信頼できる先輩がしっかり試合に挑ませてくれました」と、今回の試合に挑んだ想いを語った。