賛否両論のオコエ瑠偉2軍落ち 「1軍置いておくと…」と高木豊氏が意図推測
オコエ瑠偉のレギュラー定着について、高木豊氏は「ほど遠い」としつつエールを送る。
元プロ野球選手で野球解説者の高木豊氏が9日、公式YouTubeチャンネル『高木豊 Takagi Yutaka』に出演。読売ジャイアンツ・オコエ瑠偉選手の2軍落ちについて言及した。
■10打席無安打と調子上がらず
楽天から加入したオコエ選手は、開幕戦スタメンを勝ち取り、リードオフマンとして活躍。しかし、最近はベンチスタートが続き、10打席無安打で打率2割5分を切るなど調子が上がらず、出場選手登録を抹消された。
これを受け、ファンの間では「いい成績出してるじゃん」「落とすでしょ」など賛否両論が巻き起こっている。
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■「1軍置いておくと試合感なくなっちゃう」
高木氏は「開幕1番でスタートして、3割超えをキープしてて、今は2割4分台」とスタートダッシュがよかっただけに、調子の悪さが目立つと指摘。
「最初から2割7、8分をキープして、いまだに2割7、8分をキープしてたら落とす理由がない。でも、これからも落ち続けるんじゃないかって考えると、やっぱり一旦リセットしてファームで打席に立たしてやらした方がいい。代打というよりも、4打席フルにやってもらいたい選手だから。1軍に置いておくと試合感がなくなっちゃうっていうことも1つあるんだよね」と2軍降格の意図を推測した。
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■レギュラー定着「ほど遠い」もエール
このまま試合に出し続ける選択肢はなかったのだろうか。「期待感を持てる選手、数字を持ってる選手がたくさんいる。こういう数字を並べていくと、オコエの数字ってやっぱり低い。そしたらやっぱり高い数字を持ってる人たちに期待をするよね」と高木氏。
今回1軍入りした中には、19年ドラフト3位の菊田拡和選手もいて「やっぱり生え抜きのドラフト高いのを試してみたいんだよね。そういうのはあるよ」と述べる。
オコエ選手のレギュラー定着は「ほど遠い」としつつ「人生を変えるくらい頑張る。その精神を崩さないこと。そうなってくるとチャンスはある」とエールを送った。