地震に襲われた我が家を「1本のナイフ」が守って話題 その正体が最高すぎる…
甲信越・北陸地方で地震が発生した際、ユニークすぎる「地震対策」が話題に。食器棚にセットされていた物体に称賛の声が寄せられているのだ。
日本で生活する以上、地震に対する注意を怠ってはならない。連日、甲信越・北陸地方や関東地方で地震が発生し、改めてそう感じた人も少なくないだろう。
現在ツイッター上では、新潟県に暮らす夫婦による「ユニークすぎる地震対策」に、称賛の声が多数寄せられている。
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■地震発生時、食器棚を守ったのは…
今回注目したいのは、ツイッターユーザー・裕義さんが、5日深夜に投稿した1件のツイート。同日は、石川県能登地方で震度6強の地震が発生した日である。
こちらの投稿には「出かける前に妻がパプニカのナイフを奉納しといてくれたのマジでGJだったと思う」と意味深な1文が綴られており、これだけでは何のことかサッパリ分からない…という人も多いはず。
そこで、ツイートに添えられた写真を見ると…なんと、食器棚の取手の部分が「パプニカのナイフ」によって閉じられているという、ファンタジーな光景が確認できたのだ。
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■そもそも「パプニカのナイフ」とは?
パプニカのナイフといえば、かの名作漫画『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』に登場する武器。鍔部分の美しい宝玉が印象的な短剣で、主人公・ダイの最初期の主力武器である。
その後、メインウェポンの座は「ダイの剣」にバトンタッチするのだが、最終決戦ではダイにナイフを与えたパプニカ王国の王女・レオナが非常に印象的なシーンでこちらのナイフを使用しており、同作を象徴する武器の1つといえるだろう。
そんなパプニカのナイフが「食器たちを地震から守っていた」というエモすぎる光景は多くの勇者たちの心を震わせ、前出のツイートは投稿から数日で2万件近くものRTを記録する事態に。
他のツイッターユーザーからは「これが伝説の聖剣…!」「さすが、レオナから貰った宝物だ!」「パプニカのナイフ、こんなときにも役立つのか…」「奥さん、レオナ姫だろ」などなど、称賛の声が多数寄せられていたのだった。
そこで今回は、ことの経緯をめぐってダイ…ではなく、ツイート投稿主の裕義さんに詳しい話を聞いてみることに。
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■それにしてもこの夫婦、ノリノリである
ちなみに、今回話題となったツイートの写真は、2022年年末に帰省した際、撮影したものだという。
どうやら裕義さん夫婦は日頃から、一定期間家を空ける際はしっかり地震対策をしているようで、今回は2日に写真のような状態でプライズのパプニカのナイフをセット。その3日後には大きな地震が発生したことを考えると、まさに「転ばぬ先の杖」ならぬ、ナイフであったといえるだろう。
しかし、なぜパプニカのナイフをセットしたのか…という質問に対し、裕義さんの妻からは「地震対策で扉が開かないように差し込める物はないかと探していたところ、リビングに飾っていたパプニカのナイフを発見し、試しに差し込んでみたらぴったりハマりました」との回答が。
夫の裕義さんからも「(食器棚の様子が)パプニカのナイフを装備させてもらったダイのようでした」「簡単に抜け落ちることなくしっかり守ってくれたので、今後も食器棚を守る勇者として、パプニカのナイフに頑張ってもらいたいと思います」とのコメントが寄せられており、この夫婦、完全にノリノリである。
…というのも、じつは裕義さん夫婦は揃って『ダイの大冒険』を愛好しており、2人で同作のコスプレをした経験もあるのだそう。ぜひパプニカのナイフには、裕義さんの家庭の平和を守り続けてほしい。