「おのれポルナレフ…」 『ニコ超』で出会った“殺意が一番すごかった”コスプレ 記者は震えた…
ニコニコ超会議コスプレ広場で異彩を放っていたエンヤ婆。その鬼気迫る表情に記者は圧倒され…。
4月29日、千葉・幕張メッセで開催された「ニコニコ超会議2023」リアルイベント。盛況なコスプレ広場で見かけた『ジョジョの奇妙な冒険』コスのコスプレイヤーの迫力がものすごかったので、コスに対する熱意を聞き出すべくお話をうかがった。
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■鋭い目つきで…
コスプレ会場の端をコソコソと歩く1人の老婆。後ろ姿はなんだか可愛らしいが、話かけると鋭い黒目の四白眼でギロリと睨まれ、「ポルナレフゥゥ…!」と口を開き記者に叫んできた(気がした)。…J・ガイルのだんなを殺ったのは俺じゃないぃ…ッ!
コスプレイヤーのお名前は伍長さん。普段は『ウルトラマンA』などをはじめ、『ドロロンえん魔くん』『怪傑ズバット』『変身忍者嵐』など70年代、80年代の名作コスにトライしている特撮好きレイヤーさんだ。
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■シワの描き方を研究
今回コスプレしたのは『ジョジョの奇妙な冒険 Part3スターダストクルセイダース』に登場する敵・エンヤ婆。
温和な宿屋の女将を演じつつ、宿泊しようとした主人公・承太郎やポルナレフ一行に襲いかかるという凶暴なおばあちゃんで、メイクのポイントについては「シワを茶色のアイライナーで描き、濃いめのファンデその上から乗せてシワをさらに強調しております。特に頬と眉間のシワ部分はエンヤ婆の特徴的な箇所で、他より濃い目のシェーディングで目立たせてます」と伍長さん。
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■「出来るだけ歯を見せないよう…」
歩いている姿は優しげなおばあちゃんだが、一度ポーズをとるとものすごい迫力である。
「撮影時は出来るだけ下半身を落として腰を曲げ、老婆っぽく見せるように気を使いました。歯が無いキャラなのでお歯黒で隠すのと同時に、出来るだけ歯を見せないようにしております」と撮影時の工夫についても明かす。
この迫力に圧倒されたカメラマンは多く、この日は多くの撮影対応を経験。「個人的には『1番印象に残った…!』とお言葉を頂いたのがとても嬉しかったです」とニッコリ笑顔を見せる伍長さん。大好きなキャラをとことん再現する…そんなコスプレイヤーとしての矜持を見た気がした。
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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤)