中野たむ・白川未奈が調印式でピリピリ 「史上初のシングル3冠王者になりたい」
スターダム2冠戦に向けた調印式が都内で行われ、ワールド王者の中野たむとワンダー王者の白川未奈が思いを明かした。
■白川の反論
これを聞いた白川は、「第3の女。第3の女? そんなふうに思ってたんだ。コズエンに人生捧げて終わらなくてホントによかった。私に赤いベルトの…わかったような口きくのやめてよ。赤の闘いも白の闘いもIWGPの闘いもすべて見せていく。大きな夢語って何が悪いの? はあ…」と言うと白川が立ち上がって中野の前に立ち、「ホントコズエンというボロアパートから引っ越しできてよかった」と言い放つ。
たむも立ち上がり「コズエンが、ボロアパートだって? ふん。なら、クラブビーナスは、そうだなあ。そのへんの道端に転がってるボロボロの段ボール小屋なんじゃないの」と言って段ボールを見つけると、それをアタマに被せる。
白川は「ハハハ。ハハハ。ハハハハ。私はさ、アンタの背中を追ってるんじゃないんだよ。アンタをぶっ倒すためにここにいるんだよ」とその段ボールで頭を叩く。
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■今後の試合に注目
最後にたむは「やれるもんならやってみな。未奈はコズエンを出て、やっとの思いでつかんだその夢、私の手で奪ってやるよ。未奈はすべてを失って、クラブビーナスも完全に終わり」とクラブビーナスごと葬ることを誓う。
白川も「新生コズエン? さようなら」と応戦し2人はベルトを掲げて視殺戦を繰り広げた。お互いにリスクのある闘いなだけに簡単に負けるわけにはいかない。
また2冠を獲得した際、白川はIWGP女子との3冠線を、たむは赤と白のベルトそれぞれの防衛戦をしていくことを明言。ビジュアルとは真逆な激しい試合になりそうだ。
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■著者プロフィール
どら増田:1973年神奈川県横浜市出身。幼い頃に初代タイガーマスクに衝撃を受けてからプロレスや格闘技を見続けている。同じく幼い頃から見ていたプロ野球は紆余曲折を経て2010年からオリックス・バファローズを応援。
音楽やエンタメ、グルメなどのイベントプロデュースの仕事をしていたが、2014年からスポーツライターの道へ。
横浜在住にもかかわらず京セラドーム大阪を中心にオリックスを現場取材する傍ら、新日本プロレスやスターダム、RIZINなどプロレス・格闘技の現場取材をしつつ多媒体で執筆している。
2018年にはスカイAで放送されたオリックス山本由伸と当時はキックボクサーだった那須川天心の神童対談実現に尽力した。ペンネームの由来はレジェンドレスラー藤波辰爾のドラゴンから来ており、取材を通じて藤波本人から公認を貰っている。
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(取材・文/Sirabee 編集部・どら増田)