スターダム6人タッグ王座戦 ジュリアが“世界の”KAIRIを激しく挑発
スターダム2冠戦に向けた調印式が都内で行われ、ジュリアとチャンピオンのKAIRIが激しく火花を散らした。
ブシロード傘下の女子プロレス団体・スターダムが、5.27東京・大田区総合体育館大会で行われるタイトルマッチの調印式を行った。
アーティスト・オブ・スターダム選手権試合は、チャンピオンのKAIRI&なつぽい&安納サオリのリスタートに、ドンナ・デル・モンド(DDM)からバリバリデンジャーズのジュリア&桜井まい&テクラが挑戦する。
■口調を荒げて挑発する桜井
まず乗りにノっている桜井がマイクを掴み、「庶民のみなさま、ごきげんよう。リングの貴婦人こと桜井まいでございます。まず、庶民のマスコミのみなさま、本日はお越しいただきありがとうございます。ワタクシは今日ここまで、おリムジンで参りましたが、庶民のマスコミのみなさまはお電車で来られてお疲れかと思いますので、ワタクシからお差し入れがございます。こちらゴディバのおチョコレートでございます。のちほどお渡しいたしますので、お楽しみにしていてください」と挨拶。
続けて、「本題へ入らせていただきます。ワタクシはスターダムに来てから苦い思いばかりしてきました。が、このおチョコレートのように、苦い過去の思い出から甘い思い出に替えていきたいと思っております。そして、ワタクシがプロレスラーになったきかっけは、安納サオリでございます。その安納サオリとジュリアが闘ったタイトルマッチを見て、ワタクシはジュリアに憧れました」と述べる。
さらに、「安納サオリがスターダムに来たとき、ワタクシは仲間として一緒に闘っていただきたいと楽しみにしておりました…が…こともあろうに、アナタは庶民エンジェルズをお選びになったのですね! こうなりましたら、アナタたち庶民エンジェルズまとめて宇宙のごみ屑にしてさしあげますわ」と口調を荒げて挑発。
貴婦人にとって安納のコズミックエンジェルズ入りはかなりお怒りのようだ。
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■安納に奮起を促すジュリア
ジュリアは「このアーティストのベルト、私からしてみれば、この3人の中に安納サオリ、そしてKAIRI。この2人がいるってことは、今、私にとって他のどのベルトよりもものすごい価値を感じるし、胸が熱くなります」とコメント。
「まずは安納サオリ、忘れもしない4年前の(AWGシングル&インターナショナルリボンタッグ)タイトルマッチ。あのときの安納サオリは、ギラギラしてて団体(アクトレスガールズ)を背負って、絶対的なエースだったけど、あれから4年経って団体を抜けて、いろんなところを渡り歩いて、貢献して、輝くためにスターダムに来て、何するかと思ったら中野たむを支える? アナタは女子プロレス一の便利屋ですか? 違いますよね。あの頃のギラギラした安納サオリ、そして私。この私たちで、またあの熱い思い、思い出しましょうよ」とかつて高い壁だった安納に奮起を促す。
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■KAIRIにダメ出し
さらに矛先はKAIRIに…。
「そしてKAIRI、日本でも世界でも、ものすごい実績を残してきた正真正銘のスーパースターだと思ってますが、日本に帰ってきてスターダムに上がってる彼女は、ゴールしちゃいました感が出すぎなんだよ。やり切っちゃったのかな?」と述べる。
「私とやる前にそんなやり切った感じ出されたら、おもしろくもなんともないんだよね。そんなKAIRIはつまんない。だから今、この私たちにアーティストのベルトは必要なんですよ。リスタート? 君たちユニット? よくわかんないけど、そのリスタートの初防衛戦、ベルトを落としてみじめな姿で、またスタート地点に戻ってもらいたいと思います」とアメリカWWEでスーパースターだったKAIRIをロートル扱いするという言いたい放題。