映画になった伝説のギャングが恋人を殴り再逮捕 ベッドで別の女性の名を呼び喧嘩に
黒人ギャングの中の唯一の白人メンバーとして「ホワイト・ボーイ・リック」と呼ばれ、麻薬ビジネス界の大物となった男。今回の逮捕は、恋人との喧嘩が原因だった。
映画のモデルにもなったアメリカの伝説的なギャング「ホワイト・ボーイ・リック」が、30年以上の服役期間の後、再び逮捕された。自宅で喧嘩になった恋人の女性を殴ったという。『NEW YORK POST』や『Local10.com』などの海外メディアが報じた。
■恋人を殴り逮捕
1987年に麻薬所持などの罪で逮捕され、2020年まで服役していたリチャード・ワーシェ・ジュニアが、このほど再び逮捕された。
ワーシェは、フロリダ州マイアミの自宅で恋人の女性に暴力を振るい、体にあざができた女性が警察に通報した。警察によると、性行為をしている最中にワーシェが別の女性の名前を呼んでしまい、喧嘩に発展したという。
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■ネックレスをひったくり…
女性はすぐにベッドから離れようとしたが、ワーシェが強引に手をつかみ、彼が買ったダイヤモンドのブレスレットとネックレスをひったくった。
「逃げた女性を追いかけ、その胸に殴りかかるワーシェ・ジュニアを見た」と話す目撃者がいるというが、警察の報告書にはその目撃者が誰で、なぜその場にいたのかは明記されていない。
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■若くして麻薬ビジネスの大物に
1970年代のミシガン州・デトロイトで、薬物中毒の家族の元に生まれたリチャード・ワーシェ・ジュニアは、14歳という若さでギャング集団に属していた。
ある時からFBIの情報提供者として活動するようになったが、見合った報酬を得られないことに憤慨し、コカインの密売を始めた。
大々的な成功を収め、麻薬ビジネス界の大物にのしあがったワーシェは、16歳の時にコカインを9,000グラムと現金3万ドル(約403万円)を持っているところを逮捕された。
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■長編映画のモデルにも
その後、ワーシェはミシガン州史上最長の非暴力的少年犯罪者となり、約30年間獄中で服役した。
通り名は「ホワイト・ボーイ・リック」で、黒人ギャングの中の唯一の白人メンバーだったことが由来だという。彼をモデルにした長編映画のタイトルにもなっており、アメリカの伝説的なギャングとして知られている。
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(文/Sirabee 編集部・Sirabee編集部)