ジェイク・リー、次期挑戦者に“ノアの覚悟”・杉浦貴を逆指名 「相手が困らないって…」
プロレスリング・ノアが開催した『STAR NAVIGATION 2023』5.14東京・後楽園ホール大会。GHCヘビー級王者ジェイク・リーが、杉浦貴に「あんたと闘いたい」と表明し…。
プロレスリング・ノアは、『STAR NAVIGATION 2023』5.14東京・後楽園ホール大会を開催。
セミファイナルでは、清宮海斗&杉浦貴&小峠篤司&吉岡世起が、GHCヘビー級王者ジェイク・リーと、アンソニー・グリーンに、GHCジュニアタッグチャンピオンチームのYO−HEY&タダスケを加えたGood Looking Guys(GLG)と対戦した。
■タッグ王座挑戦を表明
試合はジェイクが清宮、杉浦を相手に激しくぶつかり合う。タッグ王座次期挑戦を狙う小峠&吉岡世紀もYO−HEY&タダスケを相手に猛烈な攻撃を見せる。
ヘビー級とジュニアヘビー級の選手が混ざった試合なだけに、スピーディーの中に力強さも加わった見ごたえのある試合に客席からの声援も止まらない。
最後にリング上はジュニア同士の闘いになり、吉岡の好アシストから、小峠がYO−HEYにニーアッパーを食らわせるとキルスイッチが決まりカウント3。試合後、小峠&吉岡はタッグ王座挑戦を表明した。
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■「あんたとやりたいんだよ」
チームは敗れたもののマイクを握ったジェイクは「やっぱ抑えられねぇや。やっぱり抑えられねぇよ。ヘビー級とやるってやっぱ楽しいんだよね。(睨みつける清宮に)オマエもそうなんだけどよ。今回はオマエじゃないんだよ。おいっ帰ろうとしているそこの杉浦選手、あなただよ、あなた! シンプルに言うよ。オレ、あんたとやりたいんだよ」と杉浦を次期挑戦者に逆指名。
杉浦は「海斗じゃないんだ? オレか。マルさん(丸藤正道)負けたしな。ジェイク様、何卒試合よろしくお願いします」とジェイク風に頭を下げてバックステージへ。
ジェイクは次期挑戦者のテーマを「覚悟」と決めていただけに、杉浦と闘うのは必然だったのかもしれない。
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■いよいよ防衛ロードが…
バックステージでジェイクは「相手が困らないってこういうことを言うんだね。あんなにタフで、力強くて。本当にあれが俺の本音だ。もう無理だ。あんたと闘いたい。杉浦選手、何卒よろしくお願いいたします」と杉浦との対戦を楽しみにしているようだった。
“ノアの未来”清宮を破りタイトルを奪取した後は、“ノアの強さ”中嶋勝彦、“ノアの歴史”丸藤を破って来たジェイク。“ノア の覚悟”杉浦も突破すれば、いよいよ防衛ロードが抑えられなくなる。
◆プロレスリング・ノア◆
『STAR NAVIGATION 2023』
2023年5月14日/東京・後楽園ホール/観衆:935人
▼8人タッグマッチ(45分1本勝負)
清宮海斗&杉浦貴&○小峠篤司&吉岡世起(16分23秒 片エビ固め)ジェイク・リー&アンソニー・グリーン&YO−HEY●&タダスケ
※キルスイッチ
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■著者プロフィール
どら増田:1973年神奈川県横浜市出身。幼い頃に初代タイガーマスクに衝撃を受けてからプロレスや格闘技を見続けている。同じく幼い頃から見ていたプロ野球は紆余曲折を経て2010年からオリックス・バファローズを応援。
音楽やエンタメ、グルメなどのイベントプロデュースの仕事をしていたが、2014年からスポーツライターの道へ。
横浜在住にもかかわらず京セラドーム大阪を中心にオリックスを現場取材する傍ら、新日本プロレスやスターダム、RIZINなどプロレス・格闘技の現場取材をしつつ多媒体で執筆している。
2018年にはスカイAで放送されたオリックス山本由伸と当時はキックボクサーだった那須川天心の神童対談実現に尽力した。ペンネームの由来はレジェンドレスラー藤波辰爾のドラゴンから来ており、取材を通じて藤波本人から公認を貰っている。
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(取材・文/Sirabee 編集部・どら増田)