新日本BOSJマスター・ワトが逆転勝ち Bブロック首位に浮上「夢を叶える」
マスター・ワトが首位のロビー・イーグルスに逆転勝利を収め、「ジュニアの新しい扉をオレが開きます!」と宣言した。
新日本プロレスは毎年恒例のジュニアヘビー級最強戦士決定戦『BEST OF THE SUPER Jr.30』(BOSJ)5.17宮城・仙台サンプラザ大会を開催した。
メインイベントでは、Bブロック公式戦、マスター・ワト(3勝2敗=6点)とロビー・イーグルス(4勝1敗=8点)の一戦が組まれた。
■ワトが首位イーグルスに激勝
昨日の大会終了時点でBブロック単独首位に躍り出たイーグルス。勢いのあるファイトで会場を味方につけ、大声援が送られる。
イーグルスは、膝に狙いを定めてワトを攻めていく。これに対してワトも得意のキックで反撃。
攻めるイーグルス、しのぐワトの攻防が続く中、イーグルスはとどめのロン・ミラー・スペシャルを狙うも、ワトは蹴りつけて解除すると、ローリングクラッチホールドから、通天閣ジャーマンが決まりカウント3。ワトが逆転勝利を収めている。
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■高らかに宣言
試合後、マイクを握ったワトは「金丸選手(金丸義信)に勝ち、いい流れがオレに来てると思います! このまま優勝決定戦まで行って、オレが優勝します! ジュニアの新しい扉をオレが開きます!」と優勝宣言をして大会を締めた。
バックステージでワトは「やっぱロビー・イーグルス、強いね。アイツが CHAOS にいるときからオレはね、凄くいい選手だなと。手も合うし、やってくる手も分かっている。けれども、けれども、次々と新しい技を出してくるのが、それがロビー・イーグルス、アンタだよ」とイーグルスを称える。
「ただ、オレにはこの『BEST OF THE SUPER Jr. 30』を優勝する、その目標がある。その目標に向かって走り抜かなければならない。だからこそ、1試合1試合、目の前の相手を超えて、オレはグランドマスターになってやる。必ずオレは目標を叶える。そして夢を叶える。そのことをこの『BEST OF THE SUPER Jr.』で実現させてみます」と言って、ポーズを決めた。
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■残る3試合にも期待
これでBブロックは、ワト、イーグルス、エル・デスペラード、YOHの4選手が首位で並んだ。公式戦残るは3試合、混戦になるのは必至だ。
◆新日本プロレス◆
『BEST OF THE SUPER Jr.30』
2023年5月18日/岩手・岩手県営体育館/観衆:1,004人
▼BEST OF THE SUPER Jr.30 Bブロック公式戦(30分1本勝負)
○マスター・ワト【8点】(19分37秒 通天閣ジャーマンスープレックスホールド)【8点】ロビー・イーグルス●
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■執筆者プロフィール
どら増田:1973年神奈川県横浜市出身。幼い頃に初代タイガーマスクに衝撃を受けてからプロレスや格闘技を見続けている。同じく幼い頃から見ていたプロ野球は紆余曲折を経て2010年からオリックス・バファローズを応援。
音楽やエンタメ、グルメなどのイベントプロデュースの仕事をしていたが、2014年からスポーツライターの道へ。
横浜在住にもかかわらず京セラドーム大阪を中心にオリックスを現場取材する傍ら、新日本プロレスやスターダム、RIZINなどプロレス・格闘技の現場取材をしつつ多媒体で執筆している。
2018年にはスカイAで放送されたオリックス山本由伸と当時はキックボクサーだった那須川天心の神童対談実現に尽力した。ペンネームの由来はレジェンドレスラー藤波辰爾のドラゴンから来ており、取材を通じて藤波本人から公認を貰っている。
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(取材・文/Sirabee 編集部・どら増田)