市川猿之助の代役、市川團子へ声援集まる 19歳で挑む大役に「ご無理だけは…」心配も
18日に救急搬送された市川猿之助の代役を市川團子が務めることが発表された。若干19歳が背負ったものの大きさに「ハードすぎる」と心配の声も…。
18日午前、歌舞伎俳優の4代目市川猿之助と両親が自宅で倒れていたことが報じられ、両親の死亡が伝えられた。ツイッターでは代役を務めることになった市川團子に声援が集まっている。
■命に別条はなし
報道によると18日午前10時すぎ、都内の住宅で猿之助と両親が倒れているのを、マネージャーが発見。母親は現場で死亡が確認され、父親で歌舞伎俳優の市川段四郎さんは搬送先で死亡したと伝えられた。
同日には一部で猿之助のセクハラ・パワハラ疑惑が報じられており、救急搬送時に倒れていた半地下の自室には本名で書かれた遺書のような書き置きがあったとのこと。
命に別条はないが、こうした状況から自殺を図ったとみられている。
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■若干19歳で大役に挑む
これにより明治座は19日、猿之助による「市川猿之助奮闘歌舞伎公演」について、20日以降の昼の部「不死鳥よ 波濤を越えて−平家物語異聞−」で團子が猿之助の代役を務めることを発表。
團子は市川中車(香川照之)の長男で現在19歳。主人公の平知盛という大役にわずか1日の稽古で挑むという。
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■中村隼人も代演
猿之助の代役としては18日の夜公演「御贔屓繫馬(ごひいきつなぎうま)」でも、若手俳優の中村隼人が約2時間半の舞台を演じ切った。
元々28日の千秋楽公演では猿之助と隼人の配役を入れ替えて昼夜で同作品を上演する「花形公演」を予定、明治座によると稽古はしていたというが、見せ場の宙乗りや早替わりを次々とこなす隼人に終幕後はスタンディングオベーションで拍手が鳴りやまなかったという。