オリックス、山岡泰輔が好投も4安打零封で3連敗 中嶋監督「球数を簡単に渡してしまってる」

オリックスバファローズが北海道日本ハムファイターズに完封負け。中嶋聡監督は、明日の先発・山本由伸に期待を込めた。

2023/05/19 22:20


山岡泰輔

19日、オリックスバファローズは京セラドーム大阪で北海道日本ハムと対戦。7回まで0点で進んだ試合は、8回に1点をあげた日ハムが3連戦の初戦を制した。



■セデーニョは無安打

オリックスが先発の山岡泰輔、6回から2イニング投げた本田仁海が無失点の好投も、8回に阿部翔太が日本ハム打線に捕まり、一死、2、3塁から代打で出場した新外国人のハンソンが、来日初安打となるライトへ先制のタイムリーを放つ。

オリックス打線は日本ハム先発の加藤貴之に8回まで4安打、無失点に封じ込まれ、最終回は守護神の田中正義が3人で抑え、日本ハムは3連勝、オリックスはまさかの3連敗となった。

この日、育成から支配下登録され、一軍に昇格、6番指名打者でスタメン出場したセデーニョは3打数無安打に終わっている。


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■「危険信号がいつ来るか」

試合後、中嶋聡監督は、山岡を5回で降板させたことに関して「危険信号がいつ来るかわかんないんでね。早めに早めにとは思ってたんですけど、意外と早かったのかな」と振り返る。

「別にダメだと言ってるわけでもないんすけど、そこから全力で行ってるっていう証拠にないんでしょうけどね。だから、 課題ってなるんだったら課題になると思いますし」と語り、山岡にさらなる安定感を求めた。


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■「我慢するしかない」

7回に先頭の四球から崩れた阿部については「コントロール悪いピッチャーじゃないですし、そこまで四球を出すピッチャーじゃないんでね。まあ、どちらかと言えば、自分で動揺してしまうというところはあったのかな」と分析。

打線に関しては「まあこうなんですかね、そこっちゃそこですし、それが一気に落ちたっていうのがあるんでね。なんとか調子が上がるように 待つしかないんでね。そこは我慢するしかないのかなとは思う」と打線が落ちていることを認めた。


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■「簡単に渡してしまってる」

その上で「(加藤の球は)なぜか見えてきましたし、そのピッチングに対してどう対応するのかなと思うんですけど、 各それぞれバラバラになってしまったのかなっていうとこもあるし、早いカウントから打ちに行くのはいいんですけど、 打たされてしまうっていうのは良くないですよね」と中嶋監督。

「あの球数を簡単に渡してしまってるっていうのもありますし、あそこですかね」と加藤を攻略出来なかった打線を悔やんだ。


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■セデーニョには期待も

また「自分の中では多分捉えようと思ってるんでしょうけど、そこがちょっと崩れてしまってるっていうのがあるんで、それが今、ダメな証拠なのかなと思うんでね。もう1回、それを確認しながらしたいと思う」と打撃面の改善に努めていくようだ。

この日、無安打だったセデーニョに関しては「期待してたんですけど、明日はやってくれると思う」と期待を寄せた。

第2戦はエース山本由伸が先発するだけに負けられない。

▼公式戦(6回戦)

●オリックス 0-1 北海道日本ハム○

大阪・京セラドーム大阪

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(取材・文/Sirabee 編集部・どら増田

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