オリックス、エース山本由伸が登板回避で4連敗 中嶋聡監督「責めるわけにはいかない」
オリックス・バファローズの山本由伸が特例2023で登録抹消。ゴンザレスは右足第二指骨折との診断を受けて離脱した。
試合前、オリックス・バファローズにハプニングが発生した。予告先発として発表されていたエース山本由伸投手が発熱を伴う体調不良のため、「特例2023」による1軍登録抹消となったのだ。
またマーウィン・ゴンザレス内野手も右足第二指骨折との診断を受けて離脱。これは3連敗中のオリックスにとってかなり痛い。
■相次ぐハプニングに…
先発マウンドには急遽、竹安大知が登板したが、この竹安も2回、先頭の上川畑大悟に3球投じたところで、右肘の違和感を訴えて緊急降板。相次ぐハプニングに急遽肩を作ったであろう山田修義が今シーズン初登板。
上川畑に四球を与えた山田は、続く矢澤宏太にレフト前へ運ばれると、細川凌平に先制の2点タイムリーを打たれてしまう。
4回から登板した村西良太は2回1/3を3失点。オリックス打線は5回には日本ハム先発の北山亘基を捉えて、一死、2、3塁から森友哉の犠牲フライ。
8回には4番手の宮内春輝から一死1塁の場面で、頓宮裕真と、若月健矢の連続タイムリー2ベースで2点差まで迫ったが、最終回は日本ハムの守護神、田中正義に3人で仕留められ、4連敗。2カード連続のカード負け越しが決まっている。
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■奮起を促す中嶋監督
試合後、中嶋聡監督はハプニングについて「それは仕方ないですよね」と語ると、急遽登板した投手陣について「いろいろ注文はありますけどね。こういうことの後なので、そこは責めるわけにはいかないですし、その中でいろいろ頑張ってくれました」と語った。
8回に粘りを見せた打線に関しては「それはやって来たことですから、頑張ってやるしかない。別にこれで終わったわけじゃない」と気を引き締める。
さらに、「何をもって良しとするのか? となりますんでね。それまでは我慢だと思いますし、フルメンバーというわけじゃないんで。今、怪我をしているメンバーがフルのメンバーなのか? 今から出てくるメンバーがフルのメンバーになるのか? だから、今出ているメンバーは思い切ってやってくれたらいいと思う」と奮起を促した。
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■山本の復帰時期にも注目
貯金も「3」にまで減って、首位の千葉ロッテとは2.5差と離されかけてるだけに、これ以上の連敗は許されない。またエース山本の復帰時期も気になるところだ。
▼公式戦(7回戦)
●オリックス 3−5 北海道日本ハム○
大阪・京セラドーム大阪
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■執筆者プロフィール
どら増田:1973年神奈川県横浜市出身。幼い頃に初代タイガーマスクに衝撃を受けてからプロレスや格闘技を見続けている。同じく幼い頃から見ていたプロ野球は紆余曲折を経て2010年からオリックス・バファローズを応援。
音楽やエンタメ、グルメなどのイベントプロデュースの仕事をしていたが、2014年からスポーツライターの道へ。
横浜在住にもかかわらず京セラドーム大阪を中心にオリックスを現場取材する傍ら、新日本プロレスやスターダム、RIZINなどプロレス・格闘技の現場取材をしつつ多媒体で執筆している。
2018年にはスカイAで放送されたオリックス山本由伸と当時はキックボクサーだった那須川天心の神童対談実現に尽力した。ペンネームの由来はレジェンドレスラー藤波辰爾のドラゴンから来ており、取材を通じて藤波本人から公認を貰っている。
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(取材・文/Sirabee 編集部・どら増田)