生徒にディズニー映画を見せた小学校教師を親が通報 「性」に関する法案が原因か
ある法案が原因で、ディズニーとの関係が悪化しているフロリダ州。生徒たちに『ストレンジ・ワールド』を見せた小学校教師が、保護者に苦情を申し立てられてしまった。
■物議を醸す法案
子供向けでもあるディズニーの映画が、小学校でなぜここまでの問題になるのだろうか。その背景にはフロリダ州のロン・デサンティス知事が昨年署名した、教室で子供の性的指向や性自認に関する指導を禁止する法案が関わっていると見られている。
反対派からは「ゲイと言ってはいけない法案」と揶揄される法案は、州内外でも物議を醸しており、今回のような対応を「行き過ぎでは」と批判する声も多いようだ。
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■ディズニーと州の関係が悪化
ディズニーは昨年この法律に反対する声を上げた企業の1つであり、LGBTQコミュニティに対して寄り添う姿勢を見せてきた。
デサンティス知事はその報復として、フロリダ州にあるディズニーリゾートに長年与えられてきた特別自治権を剥奪する法案を通すなど、州とディズニーの関係悪化は続いている。
大人たちの終わらない「場外乱闘」を、フロリダ州の子供たちはどのように感じているのだろうか。
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(文/Sirabee 編集部・びやじま)