US王者ケニー・オメガへのリベンジ誓うウィル・オスプレイが次期挑戦者に王手 「このバンバン鳴る指が狙う相手はケニーだ」

オスプレイとアーチャーの決勝戦は6.4大阪城ホール大会で実現する。

2023/05/23 20:05

ウィル・オスプレイ

新日本プロレスは日本時間21日、アメリカ・Walter Pyramid(カリフォルニア州ロサンゼルス/ロングビーチ)にて、ビッグマッチ『Resurgence』を開催した。



 

■オスプレイと棚橋が対戦

セミファイナルでは、IWGP USヘビー級王座 ナンバーワン・コンテンダートーナメント 1回戦、棚橋弘至とウィル・オスプレイが対戦。

試合は、入場から会場が大歓声に包まれる中、両者は熱戦を繰り広げていく。

棚橋はオスプレイのストームブレイカーをスリングブレイドで切り返すと、さらにハイフライアタックを放つもこれを返されると、丸め込み合戦へ。

さらに低空ドロップキック、ドラゴンスクリューでオスプレイの膝に狙いを定めた棚橋だったが、オスプレイはフットスタンプ、オスカッターから、ヒドゥンブレードと怒涛の攻撃を見せると、最後はストームブレイカーが決まりカウント3。

オスプレイが決勝進出を決めている。


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■棚橋に「今晩の試合に感謝する」

ウィル・オスプレイ

試合後、オスプレイは「予想どおりクレイジーだった。貪欲な気持ちで素晴らしいタナハシとの試合に挑んだんだからな。オレは自分のビジネスをした。お前は凄い選手だ」と棚橋を称賛。

「だから勝つために、準備はした。オマエのスローガン T シャツを、俺はまだ持っているんだ。『ATTACK FOR THE NEXT GENERATION(次世代のために戦う)』ってヤツだ。気に入っている。次世代は俺の肩にかかってる。だから俺には全責任があるんだ。だからタナハシサン、今晩の試合に感謝する」と世代を背負う気持ちを吐露した。


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■ランス・アーチャーに「お前を倒す」

決勝では、ランス・アーチャーと対戦するが「真面目な話、この指鉄砲、このバンバン鳴る指が狙う相手は、もちろん(US王者の)ケニー・オメガだ。ランス、お前ともスゲェ試合をしないといけないな」とオスプレイ。

「だが俺が引き金を引けば、弾はお前の心臓を通り抜け、THE CLEANER のところまで飛ぶ。ランス、お前のことを称えよう。最初にお前を倒した時は、あえて言わせてもらうが、ギリギリだった。そしてダラスの試合では滅茶苦茶にされた」と振り返る。

しかし、「今は違う。ローンと学費を支払っていた 27 歳のガキじゃないんだ。俺はお前を尊敬しているが、お前を倒す。お前はいつも、皆死ぬことになると言うが、どうだろうか? 俺は生き残るぞ。オーサカで会おう、ビッグマン」とアーチャーを挑発していた。


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■6.4大阪城ホールで決戦

ケニーへの挑戦権を懸けたオスプレイとアーチャーの決勝戦は、ビッグマッチ『DOMINION 6.4 in OSAKA-JO HALL』6.4大阪城ホール大会で実現する。

1.4東京ドーム大会でケニーに敗れたオスプレイにとっては是が非でも勝ってリターンマッチに挑みたいところだ。

◆新日本プロレス◆

『Resurgence』

2023年5月22日/アメリカ・Walter Pyramid(カリフォルニア州ロサンゼルス/ロングビーチ) /観衆:2,903人

▼IWGP USヘビー級王座 ナンバーワン・コンテンダートーナメント 1回戦(60分1本勝負)

●棚橋弘至(16分44秒 片エビ固め)ウィル・オスプレイ○

※ストームブレイカー ※オスプレイが決勝進出


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■執筆者プロフィール

どら増田

どら増田:1973年神奈川県横浜市出身。幼い頃に初代タイガーマスクに衝撃を受けてからプロレスや格闘技を見続けている。同じく幼い頃から見ていたプロ野球は紆余曲折を経て2010年からオリックス・バファローズを応援。

音楽やエンタメ、グルメなどのイベントプロデュースの仕事をしていたが、2014年からスポーツライターの道へ。

横浜在住にもかかわらず京セラドーム大阪を中心にオリックスを現場取材する傍ら、新日本プロレスやスターダム、RIZINなどプロレス・格闘技の現場取材をしつつ多媒体で執筆している。

2018年にはスカイAで放送されたオリックス山本由伸と当時はキックボクサーだった那須川天心の神童対談実現に尽力した。ペンネームの由来はレジェンドレスラー藤波辰爾のドラゴンから来ており、取材を通じて藤波本人から公認を貰っている。

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(取材・文/Sirabee 編集部・どら増田

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