スターダム向後桃、STRONG女子王座決定トーナメント敗退も収穫あり 「必ずLAに戻って来る」

向後桃は、ウィロー・ナイチンゲール相手に猛攻を見せるも敗退。ナイチンゲールが初代STRONG女子王座に輝いた。

2023/05/23 22:40

向後桃

新日本プロレスは日本時間21日、アメリカ・Walter Pyramid(カリフォルニア州ロサンゼルス/ロングビーチ)にて、ビッグマッチ『Resurgence』を開催した。



 

■STRONG女子初代王者が決定

今大会では新設されたSTRONG女子王座の初代王者決定トーナメントが行われ、前IWGP女子王者のメルセデス・モネやスターダムから向後桃ら4選手が参戦。

まず第2試合で、メルセデス・モネと、メキシコCMLLのステファニー・バッケルが対戦。。元WWEスーパースターだったモネから金星を狙うバッケルは、モネを攻めまくる。

かなりバッケルが押したため、劣勢だっモネだが、ダブルニーを決めると、最後はモネメーカーが決まりカウント3。モネが決勝進出を決めた。


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■向後は惜敗

続く第3試合では、向後桃とアメリカAEW & ROH代表のウィロー・ナイチンゲールが対戦。

かつて日本マットやWWEマットを震撼させたモンスター・リッパーを彷彿とさせる体格のナイチンゲールは、その体を活かしたパワフルなファイトで向後を圧倒する。

スターダムで打たれ強さを身につけた向後は、ネクター・ピーチやモモンパを決めるなど猛攻を見せて、ナイチンゲールを慌てさせる。だが最後はBabe With The Powerbombが決まりカウント3。これで決勝はモネ vs ナイチンゲールに決定。


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■「今できることすべてをやった」

向後桃

スターダムから単独で参戦した向後は勝てなかったものの、勝ったナイチンゲールは「1 回戦。予想外。モモ、こんな展開になるなんて予想してなかった。舐めていた訳じゃないけど、小さな体にあなたは持っている」と向後を称賛。

向後も「ベストを尽くした。今できることすべてをやった。でも、ウィロー、彼女の方が強かった。そう。勝てなかった。でも、ここ、LA に戻ってきたい。次はもっと強くなって、もっと強い精神で。そしてもう一度チャレンジしたい。ありがとう」とかなり収穫があったようで、再びLAのリングに上がりたいという目標も出来たのは大きい。


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■ナイチンゲールが初代女子王者に

決勝はナイチンゲールがBabe With The Powerbombでモネから3カウントを奪う大金星で、初代STRONG女子王者に輝いている。

現在、スターダムの岩谷麻優が保持しているIWGP女子王座もアメリカ大会での防衛戦が予定されており、アメリカの新日本マットでは2つの女子王座が大会を盛り上げることになりそうだ。

◆新日本プロレス◆

『Resurgence』

2023年5月22日/アメリカ・Walter Pyramid(カリフォルニア州ロサンゼルス/ロングビーチ)  /観衆:2,903人

▼初代STRONG女子王座決定トーナメント1回戦(30分1本勝負)

○メルセデス・モネ(9分37秒 Babe With The Powerbomb)ステファニー・バッケル●

※モネメーカー ※モネが決勝進出

▼初代STRONG女子王座決定トーナメント1回戦(30分1本勝負)

●向後桃(9分37秒 Babe With The Powerbomb)ウィロー・ナイチンゲール○

※ナイチンゲールが決勝進出

▼初代STRONG女子王座決定トーナメント決勝戦(60分1本勝負)

●メルセデス・モネ(13分34秒 Babe With The Powerbomb)ウィロー・ナイチンゲール○

※ナイチンゲールが初代王者になる。


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■執筆者プロフィール

どら増田

どら増田:1973年神奈川県横浜市出身。幼い頃に初代タイガーマスクに衝撃を受けてからプロレスや格闘技を見続けている。同じく幼い頃から見ていたプロ野球は紆余曲折を経て2010年からオリックス・バファローズを応援。

音楽やエンタメ、グルメなどのイベントプロデュースの仕事をしていたが、2014年からスポーツライターの道へ。

横浜在住にもかかわらず京セラドーム大阪を中心にオリックスを現場取材する傍ら、新日本プロレスやスターダム、RIZINなどプロレス・格闘技の現場取材をしつつ多媒体で執筆している。

2018年にはスカイAで放送されたオリックス山本由伸と当時はキックボクサーだった那須川天心の神童対談実現に尽力した。ペンネームの由来はレジェンドレスラー藤波辰爾のドラゴンから来ており、取材を通じて藤波本人から公認を貰っている。

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(取材・文/Sirabee 編集部・どら増田

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