ChatGPTすら間違えるワード「今北産業」 日本人の半数はその意味を知らない?
ネットスラングで有名な「今北産業」の意味、知ってる…?
知っている人はわかるけれど、知らない人は全く理解できない「ネットスラング」。中には、ぱっと聞いただけでは全く違う意味に聞こえるものも…。
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■「今北産業」って?
2ちゃんねるで流行ったネットスラングとして有名な単語「今北産業(いまきたさんぎょう)」。字面だけ見ると、どっかの地方の会社に見えるが…。
全国10代〜60代の男女1,000人を対象に「『今北産業』と聞いて連想するもの」を尋ねたところ、回答は見事に真っ二つ。
この割合は男女で微妙に異なっており、
男性は「説明を求める状況」と答えた人が多く、女性は「東北地和の老舗企業」を選択した人が多かった。“2ちゃんねらー”はやっぱり男性が多かったからか…。
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■本当の意味は?
ネット上での「今北産業」の意味は「『いま』この掲示板・スレッドに『きた』から、これまでの流れを簡単に『さんぎょう(3行)』で説明してくれ」というもの。前述のとおりインターネット掲示板「2ちゃんねる」(現「5ちゃんねる」)発祥のネットスラングであり、企業名ではないのだ。
実際「今北産業」で検索すると立派な会社(っぽい)HPが出てくるが、住所も取引先も何かおかしい…もちろんネタサイトだ。
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■堂々と嘘をつくChatGPT
ちなみに、今話題のChatGPTで聞いてみたところ
「『今北産業』というフレーズは、日本のインターネットユーザーの間で生まれたネタ。何かを誇張したい時、冗談を言いたいときに使われます。具体的な意味はなく、言葉の響きやリズムが特徴です。なにか特定の意味を持つ言葉ではなく、特殊な表現として認識されています」
…との回答。堂々と間違ってる。後半知ったかぶりをしてる。その後、改めて聞くと「前向きな姿勢を表現する言葉」「初音ミクの楽曲の〜」と、どんどん意味が離れていった。頑張れChatGPT、知らないことは知らないと言おう。
AIですら間違った答えを出してしまった「今北産業」。ネット文化に触れてこなかった人が間違えるのは仕方がないのかも…。
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(文/Sirabee 編集部・たつき あつこ)
対象:全国10代~60代男女1,000名 (有効回答数)