里崎智也氏、死球は“当てられたら当て返せ” 「大して打ちもせんやつ…」
血気盛んだった現役時代。際どい球をめぐり相手チームからヤジが飛んでも、里崎智也氏は「ボケコラ黙っとけ!」。
プロ野球・元千葉ロッテマリーンズの捕手で野球解説者の里崎智也氏が28日、自身のYouTubeチャンネル『Satozaki Channel』を更新。「死球」について持論を述べた。
■強打者の証
今回の動画で触れたのは、20日に行われた横浜DeNAベイスターズと東京ヤクルトスワローズの1戦。DeNAは6回に牧秀悟選手、7回に佐野恵太選手と宮崎敏郎選手が死球を受け険悪なムードになり、警告試合が宣告された。
しかし、里崎氏は、強打者を抑えるには攻めることも必要と守備側の意見を述べた上で「そんな言うことない」と特に問題視しておらず。打者にとって死球は「勲章」とも話し「言い方悪いけど、そんな大して打ちもせーへんやつはインコースの厳しい所なんていかないからね。攻めないと打ち取れないから厳しくいく。いわばデットボールは強打者の証」と話した。
関連記事:里崎智也氏、日本ハム上位進出の可能性を分析 「先発がハマればワンチャン…」
■死球受けたら「当てたったらいいねん」
さらに「俺の理屈ね」と前置きしながら「ゴチャゴチャ言う前に当てたったらいいねん、当てられたら。『こっちもおたくの主砲いきまっせ』『こっちもガンガン行きますから』と」。それが相手への抑止力となり、チームメートを守ることにもつながると説明する。
自身も現役時代、阪神タイガースとの試合の打席で背中近くに球を投げられたことを受け、味方投手の成瀬善久氏に“報復”を指示したことが。「ムカついて成瀬に『行くぞ!』って言って。鳥谷(敬)の背中の後ろ(に球を)通したった」と明かす。
関連記事:里崎智也氏、巨人&オリックスの電撃トレード解説 「ひょっとしたら…」
■阪神ベンチに「ボケコラ黙っとけ!」
阪神ベンチからは「オラー!」とヤジが飛んできたが、「ボケコラ黙っとけ! こっちもやられてるんじゃ! いつでも行くぞコラ!」と負けじと言い返した里崎氏。
「ちょっと頭いかれてますから」と血気盛んだった現役時代を自虐しながら「でもそれが抑止力になるから。ゴチャゴチャ言う前に黙っていったらいい。そしたらこなくなる。それが1番効果的」と再度主張していた。